知財アナリストのひとりごと

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冬用タイヤ装着車自動検出装置

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 スタッドレスかどうかを高感度カメラで

自動識別して、車を止めずに走行させる

方法を、西日本高速道路が今冬、試験的に

導入するそうです。

 

 普通は、係員に車を止めさせられて、

OKなどと言われて、とろとろ走りだす

わけですが、渋滞発生を防ぐ効果が期待

できますね。

 

 車のタイヤを強力なLEDで照らして

撮影するんだそうで、溝の深さや形から、

コンピューターがスタッドレスかどうかを

判別するそうで。

 

 今冬、舞鶴若狭自動車道の西紀サー

ビスエリア下りなどを雪道で走る方は、

このシステムにお目にかかることができる

かも。

 

 うまくいけば、他の寒い地方の高速でも

採用されるのでしょう。

 

 ということで、どんな発明か見てみると、

まだLEDを使うという出願は公開されて

いませんが、特開2009-230599 「冬用タイヤ

装着車の自動識別装置」、特開2011-037327

「冬用タイヤ装着検出装置」などとかなり前

から研究されていたようで、LEDを採用

することにより、やっと実用化ができたの

でしょうか?

 

【課題】

 自動車が冬用タイヤを装着しているか

否かを自動的に検出する装置を提供

する。

 

【解決手段】

 大型車か普通車であるかを識別する車種

検出センサー1と、車種検出センサー1の

識別結果によって作動し、自動車の接近を

感知する感知センサー2と、感知センサー2

と連動して作動し、自動車のタイヤ接地面を

撮影する画像撮込装置3と、撮影した画像を

2値化処理して、所定範囲内における2色の

粒子の総数に対する一方の粒子数が一定

値以上のときは冬用タイヤと判別し、一定値

以下のときは通常タイヤであると判別する

プログラムを組込んだCPU4と、CPU4の

判別結果を表示する表示器5と、を設けて

構成する。

 

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 上のタイヤがスタッドレスで、下が普通

タイヤだそうです。

 

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 試験がうまくいくといいですね。