知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

こたつで、雪見だいふくいかがです?

 雪見だいふくって、おいしいですよね。

 

 知らなかったのですが、ウイキによる

と、2個入り雪見だいふくって、9月~

5月の限定販売で、9個入りのミニ雪見

だいふくっていうのは通年販売なんですっ

てね。

 

 知ってました?

 

 知らなかったのは私だけ?

 

 ということで、今年の製品は、もう

発売されてるんですね。

 

www.lotte.co.jp

 

 雪見だいふくのCMって、土屋太鳳さん

だったっていうのも、知りませんでした、

です、はい。

 

 生チョコ味とかも新発売だそうで。

 

 「雪見だいふく」というのを調べると、

商標登録1742355だそうで、ロッテさん

から登録されていますね。

(ロッテさん、韓国で、THAAD配備

ために、ロッテグループのゴルフ場を

提供したために、中国からいやがらせを

受けて、大変なことになっていますが。)

 

 指定商品は、「アイスクリーム」だけに

なっています。

 

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 雪見だいふくって、「黄金の雪見だいふく

ってのもあるようで、商標登録4800826と

なっています。

(ウイキによると金箔入りだそうで、どんな

お味がするのでしょう??)

 

 涼しい時期から冬季限定の理由は、お餅が

冷凍しても硬くならないようにしているため、

逆に夏場は、お餅の食感が変わってしまう

からだそうですが、これがどんな発明なのか

調べてみましょう。

 

 調べると、特開昭57-198051(特許1537351)

とずいぶん昔からあるんですね。

 

 発明の名称は、「被覆冷凍およびその製造方法」

だそうで、1頁目は以下となります。

 

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 なんか字が滲んでさっぱり読めません

ので、読むのはあきらめて、これの出願

公告を見てみると、かろうじて読めて、

でんぷんとか糖類の混合組成比を最適化

しているようです。

 

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 ロッテさんで、ほかにないかいな?と調

べると、ありました、ありました。

 

 特開2002-272382(特許4315607「冷菓

及びその製造方法」だそうで、以下となって

います。

 

【課題】

  長期間にわたって食感の劣化が無く、

良好な組織、食感を有する冷菓類に使用

し得る粘弾性物を調製し、風味、食感の

より改善された、優れた被覆冷菓を提供する。

 

【解決手段】

  もち米:うるち米が略100~85:0~15で

構成されるでん粉と糖類と水との混合加熱に

より得られる粘弾性物で冷菓類を被覆

する被覆冷菓からなり、前記粘弾性物が、

でん粉を3~55重量%、砂糖と麦芽糖

1:0.5~2の比率で全糖類量の50重量%

以上を占める糖類を20~70重量%、

水を25~40重量%含有することを特徴

とする。

 

 ちなみに、明治乳業さんからも、

もち米やうるち米の配合比及び加熱方法

などを工夫した、特開平03-160954

(特許2882827)「複合冷菓およびその

製造方法」なども出ています。

 

 ということで、今年の冬は、こたつで、

雪見だいふくいかがです?

(ロッテさんの回し者ではありませんので、

念のため。)