知財アナリストのひとりごと

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チョウザメ、キャビアの研究開発

oukajinsugawa.hatenadiary.jp

 

 この前、上のように、フジキンさんのチョウ
ザメ陸上養殖について、ちょっと書きましたが、
今回は日本でのチョウザメキャビア関係の
研究開発を調べてみましょう。
 
 尚、フジキンさんのチョウザメ養殖詳細は、
以下となります。
 
 
 まずは、出願で、要約+請求の範囲に、チョウ
ザメや、キャビアという言葉が含まれているものを
調べると、以下のようになっていました。
(出願3件以上)
 

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 フジキンさんがダントツなんですね。
 
 出願2件というのは同数で以下のように
なっています。
 

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 外国でも三大珍味としてもてはやされ
ていますので、外国からの出願も多い
ようです。
 
 それでは、フジキンさんはどんな開発を
しているのか?というと、以下のように
なっています。
 

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 フジキンさんでは、飼育方法はもちろん、
これを応用したバイオ関係も研究して
いるようです。
 
 ちなみに、アイシングラスというのは、
コラーゲンやゼラチンのことだそうで、
ワインやビールなどを製造する際の
清澄剤として使用されたりするそうです。
 
 次のアテナさんは、化粧品関係だそう
です。
 

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 それでは、フジキンさんと、アテナさんを
除いた出願人は、どんな研究にキャビア
チョウザメを使用しているかというと、以下の
ようになっています。
 

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 まあ、本来の目的である、食品関係が
最初に出て来ますが、健康や、化粧品、
先ほどあった、ビールなどの清澄剤などの
ほかにも、いろいろ使用方法があるようです。
 
 A01は農業に仕分けされていますが、
養殖方法なども含まれ、A45手持品または
旅行品というのは、チョウザメの皮で鞄
などを作るわけではなくて、携行できる
ファンデーションや化粧品などだそう
ですよ。