知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

バンダイナムコさんのVR ZONE SHINJYUKU

 バンダイナムコエンターティンメントが、

本日からVRアトラクション大型施設を

新宿に開業するんですね。

 

http://www.bandainamco.co.jp/cgi-bin/releases/index.cgi/file/view/5766?entry_id=5274

 

 ドラゴンボールマリオカートといった

人気キャラクターを題材にした16種類の

ゲームがあるそうで。

 

 料金は4つのアトラクションを選べて、

4,400円だそうで、2019年3月までに

100万人の入場者数を見込むそうです

ので、うん億円の売上ですね。

 

 バンダイナムコさんの特許出願を見て

みると、2016年、2017年公開数が165件

ありますが、ほとんどがこのゲームシステム

関係で、以下のようになっています。

 

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  字が途中で切れてしまっていますが、一番

上が、「二次元以上の表示ができるディスプレ

イを用いた電子ゲーム」で、2000年初頭から

力を入れ始め、現在に至っています。

 

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 このディスプレイを用いた電子ゲームを

さらに調べると、一番左が3Dイメージレン

ダリング技術(情報をリアルに見せるための

計算・表示技術)、真ん中が、コンピュータ

グラフィクスのための3Dモデリング技術、

一番右がコンピュータグラフィクスのための

イメージ操作技術になっています。

 

 たとえば、特開2017-119033「ゲーム装置

及びプログラム」や、特開2017-104314

「遊戯システム」、特開2017-099744などは

以下となっています。

 

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 2015年のアミューズメント施設の売り

上げは、クレーンゲームの活況で4,338

億円と持ち直しましたが、それ以前は

8年連続で減少する低迷期だったんだそう

で、このVRゲームで転機が訪れるので

しょうか。