知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

ソニーさんのかつら型ウエアラブルコンピューティングシステム

 ソニーさんで、ウエアラブルコンピューティング

システムを、「かつら」にしてしまう、という発明が

特許になりましたね。

 

 髪の毛ふさふさの方は、このウエアラブル

コンピューティングシステムを身に着けることが

できないんでしょうか?

 

 うーん、なぞって言っちゃー、謎ですね。

 

 ということで、特許は、US9417106「WEARABLE 

COMPUTING DEVICE」で、以下のように、データ

取得のためのセンサーやら、CPU、コミュニケー

ションインターフェイスなどがかつらの中に見え

ないように組み込まれているそうです。

 

 

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 ソニーさんから、このようなウエアラブル

製品が発売されたという話は聞いたことがない

ですが、そのうち発売されるのでしょうか??

 

 この発明者の方は、結構おもしろい発明を

していて(と言っては、失礼に当たりますが)、

たとえば、以下のようなものもありますよ。

 

・ 特開2008-305171「マンガ自動作成装置、

マンガ自動作成方法及びマンガ自動作成

プログラム」

 

【課題】

 本発明は、ユーザ自身の気持ちを反映させた

マンガを容易かつ簡単に作成できるようにする。

 

【解決手段】

 本発明は、マンガのページを構成する各コマに

用いられる複数パターンの表示枠に対応した

複数種類のフレームFMの中から所定のテキ

ストを構成している文章の長さに応じた種類の

フレームFMを決定し、文章の末尾にある顔

文字に従って当該文章に対する書き手の感情を

判別し、キャラクターCRTRにおける複数の

表情に対応した複数種類の顔写真と、キャラ

クターの言葉を表示するための複数パターンの

吹出し枠HDとから、当該判別した感情に対応

する種類の顔写真及び吹出し枠FDを決定し、

先程決定したフレーム、顔写真及び吹出し

枠HDを合成し、文章をキャラクターの言葉

として吹出し枠の中に配置することにより

マンガのコマを作成するようにする。

 

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 見ると、なかなか高度な処理がおこなわれて

おり、「おもしろい」と言ったのは失礼しました。

 

 顔写真の方は、発明者の方なのでしょうか?