知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

中野さんちの梅真珠

 新聞広告で、

 

「梅エキスで、サラサラを実感」

 

ということで、中野BC(株)元気の国、

「梅真珠」という商品が掲載されていま

した。

 

 梅の名産地・和歌山県で、古くから活用

されて来た健康食品「梅エキス」、サラ

サラ成分が、現代人の健康維持をサポート

してくれることがわかったのです。

(と、私が言っているのではなく、広告に

そう書いてありました。)

 

 「中野BC(株)が販売する「梅真珠」は、

梅の最高級ブランド・南高梅を、特許製法に

よって形成剤無添加で仕上げた粒タイプの

梅エキス」、だそうです。

 

 粒状なのに、梅100%という良質な

商品だそうですね。

 

 この梅真珠、農林水産省後援の「優良

ふるさと食品中央コンクール」を初受賞、

さらにモンドセレクションで2014~2016年

金賞を3年連続受賞しているそうです。

中村主水と関係ある賞なのでしょうか???

そんなことはないと思いますっ!!)

 

 ということで、WEBで調べると、なる

ほどありますね。

  

http://genkinokuni.jp/products/detail.php?product_id=5

 

 特許4566978号だそうですので、調べると、

発明の名称は、「梅肉エキス粒状製品」で、

 

【課題】

 梅肉エキスの配合量に左右されず適度な

硬度を有する梅肉エキス粒状製品の提供する。

 

【解決手段】

 梅肉エキスと、梅果肉乾燥粉末とを含む

梅肉エキス粒状製品により、梅肉エキスの

配合量に左右されず適度な硬度を有する

梅肉エキス粒状製品が提供される。

この製品は、さらに、製品の硬度調整が容易

である梅肉エキス粒状製品である。このような

製品は、前記梅肉エキスと、前記梅果肉乾燥

粉末と混合し、混合エキスを得る混合工程と、

前記混合エキスを、練合機へ投入して練合し、

練合エキスを得る練り工程と、前記練合エキ

スを、圧延して圧延材料を得る圧延工程と、

前記圧延材料を、製剤化して丸剤を得る製剤

工程と、前記丸剤を乾燥して、梅肉エキス粒状

製品を得る乾燥工程とを含む製造方法により

例えば製造できる。

 

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 この中野BCさん、正式名称「中野BC

株式会社」、設立が1961年、本社が和歌

山県の海南市、社長さんは中野さん、

資本金8,000万円、売上高35億円、従業

員数182名、事業は、日本酒、梅酒、

焼酎などの酒造部門、機能性食品の

ヘルスケア部門、うめ原料部門、酒蔵

見学の観光部門、原料製品の研究部門が

あるそうです。

 

 特許出願から研究開発内容を見てみると、

梅などの果実、天然由来の原料を用いた

機能性食品やバイオ製品を開発している

ようですね。

 

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