知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

京セラさんのイヤホン生体センサ

techon.nikkeibp.co.jp

 

 京セラさんで、光学式センサーを応用し、

血流量などを測るイヤホンウエアラブル

機器の商用化を目指すそうですね。

 

 調べると、まだ光学式センサーとは謳って

いませんが、2013年頃から研究を進めて

いたようです。

 

・ 特開2015-207928「イヤホン」

 

【課題】

 位置がずれにくく、利用者の正確な生体

情報を取得することが可能なイヤホンを

提供する。

 

【解決手段】

 イヤホン1であって、一端を外耳道に挿入

する円筒状の筒部2と、筒部2の側面の

一部に設けられ、且つ筒部2を外耳道に

挿入した状態で一部が人体の耳珠に接触

するとともに、電気信号に応じて音響振動を

発生する電気音響変換素子3が内蔵された

伝達部材4と、筒部2の内面に設けられた、

電気音響変換素子3からの音響振動を受けて

振動する振動部材5と、生体センサ30が

設けられている。

 

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・ 特開2016-054840「生体情報測定装置」

 

【課題】

 挿入部でありイヤホンが外耳道に挿入された

状態で使用する生体情報測定装置において、

体動等によってイヤホンの位置がずれ、生体

情報測定装置の位置が変動して、センサを

使用して測定した生体情報にノイズが含まれ、

正確に生体情報を測定することを防止する

生体情報測定装置を提供する。

 

【解決手段】

 生体センサ部111と挿入部112とを備え

、生体センサ部111は、挿入部112が外耳

道に挿入された状態で、耳甲介に対向する

位置に配置されている生体情報測定装置。

 

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  課題を見ると、測定方法もさることながら、

いかにして、位置がずれずに、安定して測定

できるか、というのがミソのようですね。

 

 皆さん、電車などに乗っているときや、運動

しているときに、イヤホンで音楽などを聞いて

いる人が多いですので、うまくいくと、使え

そうですね。