知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

ライフケア技研さんの、熱中症予兆ウエアラブルデバイス

 この前(といってもかなり前ですが)、

国際展示場で、ウエアラブルEXPOやら、

ロボデックス展やら、インターネプコン

やら、いろんな展示会が一度に開催されて

いましたので、私も、「いつも酒ばっかり

飲んでいてはいかんばい!!」ということで

(なんか、いつも同じようなことを書いて

いる気がしますが)、物見遊山で??見に

行ってきました。

 

 非常に混んでいたため、予備の受付という

ところで、来場者登録欄に適当に丸をつけて

渡したら、「商社」という首にかけるカードを

渡されましたので、なんか違うような??

気もしましたが、「まあ、いっか」という

ところで、商社マン気取りで覗いて来ました。

(汚いジーパンと、汚いジャンバーという

カッコで行きましたので、とても商社マンと

は見えず、どこかの浮浪者が紛れ込んだ

ものと、思われたでしょう。)

 

 いろんな技術がありましたので、おいおい

紹介していくとして、ウエアラブルのところ

では、着るセンサーというようなものがいろ

いろ出展されていました。

(まあ、着たり、身に着けたりするので

ウエアラブルなわけですが)

 

 ということで、今回は、その一つ、ライフ

ケア技研さんの、「発汗計を搭載した世界

初の熱中症を予兆するウエアラブル型

バイス」という、発汗チェッカーを取り

上げてみましょう。

 

ウェアラブルEXPO <出展社・製品検索>

 

 ライフケア技研さんは、本名?「ライフ

ケア技研株式会社」、設立1997年、本社は

富山市、資本金4,500万円、業務内容は

機能性パッチやケア商品というヘルスケア

関連医薬・医療用具の研究開発・製造と

なっています。

 

ライフケア技研株式会社

 

 製品案内というところを貼り付けさせて

もらいますが、いろんな製品があるんですね。

 

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 「機能性パッチなどに関する28件の

特許」となっていますので、検索すると、

以下のようになっていました。

(古いものは検索できていません)

 

 発汗チェッカーを使った、熱中症予兆

チェッカーの説明は、上のURLのプレス

リリースで説明されていますが、新聞に

よると、この製品を2018年春ごろ発売

見込みで、価格は2万円前後に設定

する方針だそうで、建設現場の作業員

などの熱中症予防用途に提案する考え

だそうです。

 

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 発汗チェッカーについては、特開2016-

015996がそうだと思いますので、見て

みましょう。

 

【課題】

 あらゆる状況下での人の異常発汗状態を

簡単に監視することができる発汗監視装置

及び発汗監視方法を提供する。

 

【解決手段】

 人の体温を検知する体温検知手段21と、

人の脈拍数を検知する脈拍数検知手段

22と、汗を吸着する吸着層と、吸着層に

設けられた電極とを有する発汗量検知

手段2とを備える。吸着層における電極

間の電気抵抗を測定することにより人の

累積発汗量を推定し、検知された体温、

脈拍数、及び累積発汗量に基づいて人の

発汗状態を監視する。

 

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 ということなのですが、暑さを感じない

じーさん(それは、私のこと??)、ばーさん

向けや、小児用用途では難しいんでしょう

かね?

 

 今後、いろいろ開発していただいて、

お年寄り向けや、子供向けなど、熱中症

かかっても自覚できない者向けの製品を、

是非よろしくお願いします。