知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

USPTOで、米国特許を検索しよう その24 Field Codeまとめ

・ COFC:Certificate of Correction

  何かのコレクションか?というところ

 ですが、ちょっと違って、収集のほうの

 collectionではなくて、訂正のほうの、

 correctionで、訂正証明書のことです

 ね。(US特許法で行くと、254条、

 255条です。)

 

 調べ方は、フラグが立っているかで

調べられますので、cofc/yesと入れま

しょう。

 

 そうすると、文献の一番後ろに以下の

ような書類がついています。

 

f:id:oukajinsugawa:20170301082939j:plain

 

 ・ REEX:再審査証明書

  こちらのほうもフラグで調べますので、

 reex/yesと入れましょう。

 

  そうすると、こちらも一番後ろに以下の

 ような書類がついており、査定系再審査

「ex partes reexamination」となっています。

 

f:id:oukajinsugawa:20170301083014j:plain

f:id:oukajinsugawa:20170301083032j:plain

 

・ PTAB:PTAですか?

 審判部(PTAB:Patent Trial and Appeal

 Board)でのtrial(審理)証明書。

 これもptab/yesと入れましょう。

 法改正により、書類の一番後ろに

 ついている以下は、「inter partes

 reexamination」ではなくて、当事者系

 レビュー(inter partes review)となって

 います。

 

f:id:oukajinsugawa:20170301083125j:plain

f:id:oukajinsugawa:20170301083204j:plain

 

・ SEC:サプリメントですか?

  これも改正された特許法で導入された

 もので、補充審査が行われる場合の

 証明書で、同じようにsec/yesと入れ

 ますが、以下のようにまだ多くはありま

 せん。

 

f:id:oukajinsugawa:20170301083253j:plain

 

f:id:oukajinsugawa:20170301083304j:plain

 

 

 

・ ILRN

・ ILRD

・ ILPD

・ ILFD

  上記は、意匠のヘイグ協定関係です。

 (意匠法では、ハーグと訳しており、協定

 加入のために、平成26年改正で、意匠法も

 改正されましたね。)

 

 これで、PatFT特有のフィールドコードを

すべて調べましたので、最後にAppFT特有の

フィールドコードを見てみましょう。

 

・ DN:出願公開番号

 

・ PD:出願公開日

 

・ KD:出願書類の発行(公開)種類

  以下はご参考。

 

"Kind Codes" Included on the USPTO Patent Documents | USPTO

 

 ということで、Advanced Searchで使わ

れているフィールドコードを調べてきまし

たが、私の記憶違いや思い違いで、パー

プリンなところがあり、「バッカヤロー、

見当違いなこと、書くんじゃねーよ。」と

ご指摘な方がお出ででしたら、直します

ので、是非、清き??ご一報を。

 

 次回からは、Public PAIRを詳しく見て

行くことと致しましょう。

 

 それでは。