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知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

USPTOで、米国特許を検索しよう その21 IPC検索

 前回からの続きで、それでは、入れ子を

見てみましょう。

 

 ヘルプには、

needle ANDNOT ((record AND player) OR sewing)

という例が出ています。

 

 まあ、ブール代数の式と同じで、

意味は、「needleが含まれている文献

のうち、recordとplayerが含まれている

文献か、sewingが含まれている文献を

除いて教えてちょ。」ということですね。

 

f:id:oukajinsugawa:20170227141105j:plain

 

 次に、あたりまえのことですが、式は一つ

しか入れられませんので、以下のように

入れても、「なんだか、わかんねーんだけ

ど。」と返されるだけですので、一度で2つ

の式を入れるのはやめましょう。

 

f:id:oukajinsugawa:20170227141135j:plain

 

 式は、一つの式で、以下のように、

演算子でつなぎましょう。

f:id:oukajinsugawa:20170227141148j:plain

 

 

 尚、式は無制限に長くてもよいのか?と

いうと、256文字までの場合、検索をしてくれ

ますが、やってもらうとわかりますが、256

文字も入れたら、自分でもどんな式なのか

わからなくなりますし、そんなに式が長かっ

たら、ほとんどの検索結果が「ゼロ件でーす。」

と言われるのが落ちですので、気にしなくても

良いでしょう。

 

 ということで、検索期間の話も以前にしまし

たし、日にちの入れ方もすでに調べました

し、そのほかもほとんどQuick Searchと

同じですので、Field Codeにはどんなものが

あるのかを調べてみましょう。

 

 Field CodeはPatFTもAppFTも基本的な

ものは同じですが、違うものは、以下のように

黄色で色付けされたものとなります。

(そのほかに、Field Codeが同じでもPCT

Filling dateやPCT 321c124 Dateなど、

Field nameがAppFTとPatFTで違うものが

ありますが、内容は基本的に同じです。)

 

・ PatFT

f:id:oukajinsugawa:20170227171130j:plain

 

・ AppFT 

f:id:oukajinsugawa:20170227171144j:plain

 

 まずは、共通のものから行くと、以下の

ようになりますが、基本的に日本の公開

文献と同じか近いものは、日本の名称で

記載します。

 

・ TTL:発明の名称

 

・ ABST:要約

 

・ ACLM:(特許)請求の範囲

 

・ SPEC:詳細な説明

 

・ CCL:US特許分類

  入れ方は、ccl/クラス/サブクラスの

 ように入れます。

  すなわち、ccl/427/2.31とかccl/427/3A等。

 

・ CPC:CPC特許分類

  日本も早く、CPCを採用すると、いい

 ですね。FIは日本独特なものがあります

 ので、なかなか難しいのでしょうが。

  入れ方は、G06F 19/00の場合、

 CPC/G06F19/00と入れましょう。

 (大文字、小文字、どちらでもOKです。)

 

・ CPCL:CPCのクラス

  クラスではなく、サブクラスを検索して

 くれますので、G06Fなどと入れましょう。

 (G06というクラスだけでは検索してくれ

 ません。)

 

・ ICL:国際特許分類

 入れ方はCPCの場合と異なり、

 G06F 19/00の場合、ヘルプでは、

「ICL/G06F019/00のようにスペースの

ところにゼロを入れること。

入れないと検索してやんないよー。」

と書かれているのですが、

ICL/G06F19/00と入れても、

「26275件でーす。」となり、 

ICL/G06F019/00 でも、

「6740件でーす。」

と、スペースのところにゼロを入れなく

ても検索してくれるのですが、結果が

異なります。

(CPCの場合、0を入れるとエラーに

なります。 また、上の件数は、私の検索

時点ですので、皆様が検索する時点では

異なっていると思います。)

 

 ということで、G06F19/00とゼロを

入れないと、ワイルドカード検索なの

かな?などと思ってみるわけですが、

残念でした。そうではなくて、たとえば、

ICL/G06F19/$のワイルドカードでは、

30744件、

ICL/G06F019/$では、40358件

とまたまた異なる結果となり、

「何だろーねー、これは???」

となってしまうわけですね。

 

 これらの説明は、ヘルプにも書かれて

いないのですが、実は、出願公開が

採用されるまでは、米国特許文献への

テキストデータでのIPCの記載方法は、

G06F019/00と、スペースに0を記載

する方式だったため(PDFではスペー

スが入っています。)なんです。

(以前のものでも、0がついていなかっ

たりするものがあります)

 

テキストデータ

f:id:oukajinsugawa:20170227141604j:plain

 

 PDF

f:id:oukajinsugawa:20170227141617j:plain

  

 ということですので、ゼロがつかないと

ワイルドカードを検索しているわけでは

なく、きちんと完全一致検索をしてくれて

おり、このような理由から、どちらでおこ

なっても片方の検索漏れを起こしますので、

IPCで検索する場合には、このへんを頭に

入れて、検索致しましょう。

 

 尚、ワイルドカード検索は、上のように

入れましょう。

 

・ APN:出願番号

 この前、説明したように、シリーズ

コードを除いて、番号だけを入れましょう。

すなわち、13/123,456の場合、123456.

 

・ APD:出願日

 

・ APT:特許とか意匠とかのタイプ

  以下のようにいれましょう。

 

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・ GOVT:Government Interest

  interestと書いてありますが、別に興味が

 あるわけではなくて(interestには、利子と

 いう意味もありますが)権利に政府がから

 んでいるかどうか、ですね。

(政府が興味がある、と言ってもいいですが??)

 

f:id:oukajinsugawa:20170227172500j:plain

 

 ということで続く。