知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

USPTOで、米国特許を検索しよう その19 J-PlatPatとUSPTOの審査官先行文献調査検索式を調べよう

 昨日、INPIT主催の「国の研究開発

プロジェクトにおける事業化を見据えた

知財マネジメントを考える」というのに

行って来たのですが、冒頭で、INPITの

理事長さんが、プラピ(J-PlatPat)さんの

再開には、もう少し時間がかかると言って

おりました。

(て、ゆーか、見たら、復旧しましたね。)

 

 ということで、私のほうでは、粛々と

ブログを続けて行きましょう。

(何の脈絡も関係もありませんが。)

 

 プラピさん(J-PlatPat)でも、どの

ような検索式を使って先行文献を調べた

かが、出願によっては表示されている

ものがあるのですが、これらの検索式は、

出願するときなど、審査官がどのように

検索をかけるのかがわかり、非常に役立ち

ますので、USPTOでも調べ方を勉強して

おきましょう。

 

 ちなみに、プラピさんでは、以下の

ようになりますよ。(以下は、実際には

委託業者が検索式を作成し、検索をおこ

なっています。 検索式が表示されて

いないものもありますが、表示されて

いない場合には、仕方がありませんので、

特許庁さんにお金を払って、包袋を見せ

てもらうことに致しましょう。包袋請求

の方法は、WEBを検索すると、いろいろ

出てきますよ。)

 

 

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 ということで、以下からいつもの

ように、USPTOのPublic PAIRに入りま

しょう。

 

http://patft.uspto.gov/

 

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 カンマは、あってもなくてもかまいません。

 

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 ちなみに、上は、US特許分類により

検索されており、自動で紐が締まる

バックトゥーザフューチャー」の

未来靴なため??、検索式は非常に

簡単で、たとえば、

36は、

「BOOTS,SHOES,AND LEGGINS」

50.1は、

UPPERS CLOSURE」

となっています。

(もう一つのほうにも興味がある方は、

自分で調べてみてください。)

 

 たとえば、以下は、「Treatment of

Cancer using HSV mutant」という

出願で、キーワードで検索がおこなわ

れています。

 

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 ということですので、自分の出願エリアの

包袋情報を調べて、どのような検索式が

使われるのかを調べておくと、出願時に

(ほかにも、たとえば、無効審判請求時

の文献調査等)、大層役に立ちますし、

今回は説明しませんでしたが、US特許

分類から、IPC、CPC、FIなどの対応特許

分類も調べることができますので、日本

出願での参考にもなりますよ。

 

 ということで、Public PAIRの概要は

こんなところで、Public PAIRのそれぞれの

書類の見方とかの詳細は、後程、調べる

ことにして、次回は、Advanced Searchの

使い方を調べてみましょう。