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知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

ロートさんのコンドロワン

 この前、新聞のコラムで、「ロート製薬

軟骨成分の低分子化に成功」という見出し

が出ていました。

 

 まあ、コラムと言っても、メーカーのコマー

シャル記事なわけですが、「ラット反転腸管

による透過実験(ロート製薬調べ)で、低分子

コンドロイチン硫酸は、高分子コンドロイチン

硫酸に比べ、14.5%の吸収率を実現」などと

なっていました。

 

 更なる見出しは、「11粒でサポート」だ

そうで、商品名コンドロワン1袋(30粒、約

30日分)が、「なんと」、初回限定2,980円だ

そうで、「健康食品に注目が集まるものの、

1日の目安量の多さに飲みづらい、続けにくい

などの声も聞くが、そこで、ロート製薬

コンドロワンをお勧めしたいそう」で、

明らかにコマ―シャル記事ですね。

 

 ロート製薬さん、コンドロイチンの吸収率を

高めるために、「なんと」、分子を小さくする

低分子化に成功し、オリジナル成分として、

サメ軟骨由来の低分子コンドロイチン硫酸を

配合し、鶏軟骨由来のII型コラーゲンと

ヒアルロン酸に、「さらに」、ショウガを

プラスし、「わずか1粒ながら画期的な商品に

つながった」そうで。

 

 「旦那、一粒いかがです?」

(例によって、私のほうでは、この効能等の、

保証をするものではありませんので、念の

ため)

 

 ウエブで調べると、以下のように4,629

だそうで、これが、「なんと、初回限定2,980

円!!」 (しつこいですね。)

 

コンドロワン【ロート通販オンラインショップ】

 

 この技術をどのような発明で特許出願して

いるのか調べてみると、コンドロイチンや、

グルコサミンなどを成分とした、「関節痛

治療または予防用組成物」などとして、いろ

いろ出願されていますが、サメ軟骨成分

由来などのコンドロイチン硫酸としての

出願はありますが、低分子と限定した出願は

ないようです。

 

 サメ軟骨成分由来のコンドロチン硫酸を

使った発明は、上のURLに出て来る開発

者が発明者として書かれていますので、

この特開2013-241393「内服組成物」と

いうのを覗いてみましょう・

 

【課題】

 酸味料及び酢の酸カドが低減された内服

組成物、ならびに内服組成物の酸カドを

低減させる方法を提供すること。

 

【解決手段】

 (A)コンドロイチン、コンドロイチン

硫酸、及びこれらの塩からなる群より選択

される少なくとも1種と、(B)酸味料及び

酢からなる群より選択される少なくとも1種を

含有し、

(A)成分の重量平均分子量が100015000

Da、好ましくは150015000Da、より好ま

しくは200015000Daである、内服組成物。

 

 ということで、まあ、コンドロイチンとか、

グルコサミンなどとWEBで打ち込むと、ズラ

ズラズラーっと出て来ますし、特許出願公開で、

要約に、「コンドロイチン」、「グルコサミン」

と打ち込むと、「バッカヤロー、多すぎるじゃ

ねーか! 1460件も表示できねーよ。」と、

怒られてしまいます。

 

 こんなに、花盛りで、どこの製品が効果が

あるんでしょうか?

 

 使っている方はお出でです?

 

 ということで、今回は、結論も落ちもなくて、

すんません。

 

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