知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

USPTOで、米国特許を検索しよう その6 Quick Searchフレーズ検索

 前回はヘルプでどんなことが調べられる

かを見てみましたが、今回は、そのほかの

アイコンを調べて行きましょう。

 

 まずは、いつものように、以下から入っ

て、AppFTのQuick Searchをクリック致し

ましょう。

 

http://patft.uspto.gov/

 

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 このQuick Searchでは、ご覧のように、

2つのField(項目)の両方が入っている

ものを検索(AND:論理積)したり、2つの

うちのどちらかが入っているものを検索

(OR:論理和)したり、含まないものを

検索したり(論理否定:USPTOのDBでは、

ANDNOT)することができます。

 

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 Quick Searchでは、たとえば、以下のように、

発明の名称と要約、というように、2つのField

(項目)まででしか検索できませんが、さらに、

出願年で区切りたいなどと3項目以上で検索

したい場合には、Advanced Searchを使用

します。

 

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 尚、一つのFieldには一つの言葉しか

入れられないのか?というと、そうでは

なくて、以下のように、「tennis racket」と

入れると、そのTermに入った単語は、

一つのフレーズとして検索しますので、

以下のようになります。

 

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 尚、以下のように、AND検索をした場合

には、一つのフレーズではなくて、両方の

単語が含まれているタイトルを検索します

ので、結果は異なるものとなります。

 

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 それでは、以下のように、「tennis or racket」

としたら、"tennis or racket"というフレーズで

検索してくれるのでしょうか?それとも、

「tennis」か、「racket」が入っているタイトルを

検索する論理和検索となるのでしょうか?

 

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 運命やいかに???

 

 「To be continued」

(続き物の小説やテレビじゃないですね。)