今回は、フリーの海外特許検索DB
「LENS」を使って、眠気判定方法を、
分析してみましょう。
秋眠暁を覚えず??ではないですが、
今、開催されている、CEATECでは、
居眠り運転対策のスマートコクピット
のようなものが花盛りのようです。
私は、行っていないのでわかりませんが、
クラリオンは、シートを振動させたり、
集中度センサーなどを備えているそうで。
(と、日経産業新聞に書いてありました。
以下は、クラリオンです。)
http://car.autoprove.net/2016/09/32540/
最近、親切にも?運転中に眠気を判定して
くれたりする製品が出ていますが、自動運転
になっても、やっぱり、車の中で寝ている
わけにはいかないようです。
自動車の運転での眠気を判定したりする
のって、どんな企業が研究してるんだ?と
いうのに興味がありますので、ちょっと、
特許出願や登録の公開情報から、調べて
みましょう。
居眠り判定などって、どうやって調べれ
ば、いいんでしょう?
結論を先に言うと、IPCのA61B「診断」
というところに、5/18「心理検査であって、
車両運転者のためのもの」というのがあり
ますので、これを使うことができます。
(FIもIPCも同じで、Fタームのテーマ
コードのほうは4C038となります)
さらに、どんなふうにして判定する
のか?とか、何を測るのか?とか、
FIやFタームで絞り込めるのですが、
まあ、簡単に、FIまたはIPCの、A61B
5/18で検索してみましょう。
(このままですと、関係ないものも
紛れ込んでいますので、皆様が仕事で
分析するときには、きちんと検索して
ください。)
まずは、The LENSを開きましょう。
https://www.lens.org/lens/structured-search
次にIPCで、「A61B5/18」を入れましょう。
さらに、「Submit Search」をクリック
すると、検索結果が出て来るわけですが、
ちょっと、この画面を調べておきましょう。
まずは、IPCのところは、以下のように、
検索フィールドを変えることができます。
ここで、「Lens ID」というのは、公開
文献に割り振られた、このデータベース
特有の番号です。
レポートなども検索してくれますので
(100%ではないですが)、「Authors」と
いうのもあります。
上の「Dates」というところは、インプット
部分をクリックすると、カレンダーが出て
きますので、日にちを打ち込む必要はない
ですし、「Jurisdictions」というのは管轄
特許庁ですので、これを指定することも
できます。
その下は、ドキュメントのタイプの指定も
できますし、オプションもありますので、
是非どうぞ。
ということで、今回は、何も指定しないで、
IPCのみを指定して検索すると、結果は、以下と
なります。
そうすると4242件ヒットして、ファミリーで
の件数が1994件であることがわかります。
次回に続く。