読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

J-PlatPatを使い倒そう その32 スマートグラス番外編

 このシリーズは、プラピ(J-PlatPat

さんの、使い方を調べて、骨までしゃぶり

倒そう、というシリーズですので、パテント

マップによる特許情報分析は関係ないですが、

せっかく検索しましたので、簡単にパテント

マップ分析をしておきましょう。

(手作業で分析できないことはないですが、

時間がかかりますので、商用分析ソフトを

使います。)

 

 まずは出願年を見てみると、以下のように、

昔から研究されていたようです。

 

f:id:oukajinsugawa:20160928092057j:plain

 

 次は、出願人上位10傑の10年間の

出願推移です。(系列企業は名前を統一

しています)

 

 オリンパスが最も出願数が多いのですが、

ここ10年間は出願数を落としており、キャノン、

ニコンなども研究開発が少なくなっている

ようです。

 

f:id:oukajinsugawa:20160928092121j:plain

 

 研究課題の推移は以下のようになり、

光学系が一番の課題となっています。

 

f:id:oukajinsugawa:20160928092401j:plain

 

 それでは、強い特許と呼ばれるものは

どんなものがあるかというのを、被引用

回数で見てみると、やはりオリンパスさんが

多いと思います。

(エム・アール・システムというのは、現在

キャノンに吸収されています。 被引用

回数というのは、審査において、拒絶理由に

挙げられた回数ですので、重要と考えられる

発明なのですが、古いものほど回数が多くて、

比較的新しいものは、被引用回数が少ない

といった難点があります。)

 

f:id:oukajinsugawa:20160928092422j:plain

 

 ちょっと覗いてみると以下のように

なります。

 

・ 特開平8-006708(登録はされていませんが)

【目的】

 操作者の頭部に装着されるHMD(Head Mounted

 Display)型の撮像表示装置において、

操作者による操作の指示が容易に行なえ、

かつ複雑な操作指示も簡単に行なうことの

できるものを提供する。

【構成】

 操作対象などを示すアイコンを表示部

L,Rによって空間内の所定の位置に

あるように仮想的に表示させ、空間内の

仮想的なアイコンに対する操作者の身体の

一部(例えば手や指)をカメラ部3L,R

よって撮影し、操作者の身体の一部が所定の

動きを示したことが検出された場合に、

そのアイコンに対応する処理を起動させる。

さらに視線検出手段を設け、操作者の

視線がアイコンに所定時間むけられている

ことが検出された場合に、そのアイコンに

対応する処理を起動させる。

 

f:id:oukajinsugawa:20160928092442j:plain

f:id:oukajinsugawa:20160928092452j:plain

 

f:id:oukajinsugawa:20160928092511j:plain

 

 

 20年以上前の出願ですので、現在の

ようなスマートなものではありませんが、

基本コンセプトは、今に通ずるものなので

しょう。

 

・ 特開平2-063379

 

f:id:oukajinsugawa:20160928092544j:plain

 

f:id:oukajinsugawa:20160928092554j:plain

 

f:id:oukajinsugawa:20160928092603j:plain

 

 

 優先権主張日が30年近い前ですが、もう

すでに現在のコンセプトと同じで、現在は、

これをいかに実現させるかに、皆さん腐心

しているのでは。

 

 興味のある方は、そのほかも調べて

みてください。

 

 今回は、特許情報分析が主ではなくて、

検索が主でしたので、このへんで。