知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

光岡自動車さんの三輪EV「Like-T3」

 この前、新聞に出ていましたが、光岡

自動車さんで、3輪のEV「Like-T3」の

量産をするそうです。

 

 安価で近距離の移動に適しており、観光地

や配送業での利用が見込めるそうで、車と

バイクの間を埋める製品として期待してる

んだそうですね。

 

 運転免許は普通自動車免許での運転で、

リチウムイオン電池使用、航続距離40Km

モデルで約140万円、60Kmモデルで約

150万円となっています。

 

 1回充電で50分の走行、スピードマックス

時速50Km、4人乗りで、現在販売されて

いるもののスペックは、2人乗りですので、

乗車人員を増やすんですね。

 

 光岡自動車というと、昔の「オロチ」など、

個性的な自動車が多く、ラインナップは

以下のようになっています。

 

http://www.mitsuoka-motor.com/lineup/

 

 光岡自動車さんの正式名称は、「株式会社

光岡自動車」、創業1968年、本社富山市

資本金1億円、グループ売上高186億円、

グループ従業員数351名となっています。

 

http://www.mitsuoka-motor.com/

 

 この3輪EVについては、出願が2011年

12月の特開2013-119271「自動車のフロント

部」という発明があるのですが、残念ながら

2016年1月に拒絶査定となっています。

 

【課題】

 今までに無い新しい特色を持つ自動車の

フロントフェイス構造を提供する。

 

【解決手段】

 前輪12及び後輪13を取り付けるフレーム

本体部2の前部に、ハンドル及びヘッドライト

17を固定するフレーム前体部3を起立して

設け、このフレーム前体部に対し、運転席の

前部、及び、左右側面を覆うフロントボディ

本体部7と、また、フレーム前体部の前面を

覆うフロントフェイス6で構成したフロントボディ

7をネジで着脱可能に止めたフロント部構成

とする。

 

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 尚、この3輪EVは意匠のほうは登録が

されており、以下のようになります。

 

・ 意匠登録1441024号

【意匠に係る物品の説明】

 本物品は、道路運送車両法において側車付

二輪車に該当しており、前方の一輪はバー

ハンドルで操舵可能で、後方の二輪は電動機で

駆動される。車両のほぼ中央には二名分の

サドルが左右に並んでおり、その後方下部には

動力源となる蓄電池が収容されている。

またサドルの後方は、コルゲート状の天板で

覆われており、その上に様々な荷台を架装

できる。そのほかヘッドライトを囲む前面の

プレートは、簡単に着脱可能で、色彩等を

自在に選択できる。

 

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