知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

こけしで防災?

 通常は普通のこけしの置物なのですが、

非常時に、単三乾電池を、単一と単ニの

電池に変換できるという、こけしの置物の

話が、新聞に載っていました。

 

 販売しているのは、伊豆こけし工房という

ところで、伊豆にあるのかというと、いざ

知らず、社長さんが伊豆さんで、山形県

尾花沢市にあるそうです。

 

http://www.izu-kokesi.gr.jp/henkan.htm

 

 災害時に、懐中電灯用の単一電池を買おうと

したら、売り切れていたという経験から考えた

そうで、6月から売り出しているそうですね。

(まあ、単三電池を用意しておく必要はあり

ますが。)

 

 通常の変換器と違って、平時は見える

ところに飾っておき、緊急時に、どこに

しまったっけなーとならずに、すぐ使えるのが

ミソだそうで。

 

 どんな仕組みになっているのか調べると、

登録実用新案3205551、登録日が2016年7月

6日、考案の名称「電池サイズ変換アダプター」

となっています。

 

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 【課題】

 身近なところに違和感無く置いておくことができ、

災害発生時等の緊急時に直ちに使用可能である、

審美性に優れた電池サイズ変換アダプターを提供

する。

 

【解決手段】

 指定の電池規格サイズと同様の直径・高さを

有する筒状体1から成り、該筒状体1には、下位

サイズの電池2を収容する収容部11を有する

構成であり、該収容部11に下位サイズの電池2を

収容した状態で電気器具の電池ボックス内に

収納することにより、下位サイズの電池2を

電気器具が指定する電池規格サイズとして

使用することが可能な電池サイズ変換

アダプターにおいて、筒状体1が、指定の

電池規格サイズと同様の直径・高さを有する

こけし人形から成り、こけし人形の底面部12

から上方に向かって、1段階乃至は複数段階

小さな下位サイズの電池を収容する収容部

11が穿設されており、収容部11に下位

サイズの電池2を収容することによりこけし

人形の頭頂部13と底面部12に電極部21、

22が配設された状態となる。

 

 ということで、「旦那、防災の日に、一家

一つ、いかがです?」

(と言っても、普通のお店では売っていない

ようで、電話、メール、ファックスで連絡

しないといけないようですが。)