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知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

サントリーさんの、ケルセチン配糖体含有、コーヒー飲料

知財トリビア 機能性食品分析

 自動販売機で、「何を買おうかな」などと見て

いましたら、なんと、160円というお茶があり

ました。

 

 サイズが大きい訳でもなくて、「なんで、高いの?」

などと、つぶやきシローさん状態で、よく見てみま

したら、「体脂肪を減らす」、などと書いてありまし

たので、体脂肪率100%!!が気になるので

(てなわけないですが)、つられて買ってしまい

ました。

 

 よく見ると、「消費者庁許可(特定保健用食品

だそうで、つられて買ってしまうのは、私だけでは

なさそうです??

 (私が気がつかなかっただけで、かなり前から

発売されていたようですが)

 

 消費者庁のPDFを抜粋貼り付けさせてもらうと、

特定保健用食品の定義は、以下となるそうで

なるほど、ペットボトルに、おんなじマークが表示

されています。

 

f:id:oukajinsugawa:20160719100845j:plain

 

 この「特茶」、何が入っているのかを見てみると、

「脂肪分解酵素を活性化させるケルセチン配糖体

配合」と書かれており、サントリーさんのホーム

ページを見ると、いろんな説明が書かれてい

ます。

 

ケルセチン配糖体で健康の維持・増進に寄与する|私たちの研究・技術|サントリーグローバルイノベーションセンター

 

 ケルセチン配糖体って、特許出願とかされて

いるのかいな?ということで、要約+請求の範囲で

検索してみると、以下のように30件、「ケルセチン」

だけだと649件も出願があり、いろいろ研究

されているようです。

 

f:id:oukajinsugawa:20160719100926j:plain

 

 サントリーさん、お茶だけでなく、缶コーヒー

も狙っているようです。

(缶コーヒーを飲まないのでよくわかりませんが、

まだ発売はされてないようですが??)

 

 サントリーさん、お茶の出願も多数ありますが、

一番上の「コーヒー飲料」というのを見てみると、

 

【課題】

 華やかな香りを付与したコーヒー飲料を提供する。

 

【解決手段】

 ケルセチン配糖体(イソクエルシトリンを含む)及び

ナトリウムを含有するコーヒー飲料であって、飲料中の

ナトリウム濃度が50~300ppm(w/w)であり、

ケルセチン配糖体濃度が100~3000ppm(w/v)で

あり、飲料中のナトリウム濃度(w/w)に対するケルセ

チン配糖体濃度(w/v)が3:1~1:40である、ブラック

コーヒーなどのコーヒー飲料、コーヒー濃縮液、インス

タントコーヒー。

 

 だそうです。

 

 詳細な説明を見ると、以下です。

 

【技術分野】

【0001】

  本発明は、コーヒー飲料に関し、より詳細には、

華やかな香りを有するコーヒー飲料及びその製造

方法に関する。

 

 「華やかな香りって、どんな香りなんでしょう??」

 

【背景技術】

【0002】

  コーヒー飲料は嗜好性の高い飲料であり、コー

ヒーの香りは、リラックス効果を高めたり、消化を

促進したりする効果もあるともいわれている。

また、近年、コーヒー飲料に対する消費者の嗜好が

多様化しており、コーヒーの香りについても、様々

な改善が求められている。特に華やかな香りは、

飲み飽きないコーヒー飲料にとって重要である。

しかしながら、華やかな香りに加え、コク味、酸味、

苦味、甘味といったコーヒー風味全体(本明細書

では「コーヒー感」ともいう)を増強させる方法は

あるものの、華やかな香りのみを増強させる

方法に関する知見はほとんどなかった。

コーヒー感を増強させる方法として、イソ吉草酸

エチルを添加して、容器詰めコーヒー飲料

風味を増強しうる方法が知られている。

 

「ふむふむ。」

 

【0003】

  一方、ケルセチンは野菜や果物に豊富に含ま

れるポリフェノール成分であり、そのままで、又

は配糖体(ルチン、クエルシトリンなど)の形で、

柑橘類、タマネギ、ソバ、エンジュ等の種々の

植物に含まれている。ケルセチンは、強力な

抗酸化活性の他、血小板の凝集抑制および接着

抑制作用、血管拡張作用、抗ガン作用等、多彩な

生理機能をもつことが知られている。

そして、ケルセチン配糖体に関しては、結合する

グルコース数が1、2及び3と増すにつれて、経口

吸収性が高くなり、グルコース数(n)が4になると

経口吸収性が低下することが分かっている。

 

「わかってますかー。」

 

【0004】

  ケルセチン配糖体の一つ、ルチンを高含有する

飲料として、韃靼そば茶飲料が知られている。

ルチンには、特有の生臭さ、苦味及び後味の悪さ

(ぬめり)があるために、韃靼そば茶飲料に関し

ては、風味を改善するための方法が検討されている。

 

韃靼そば茶飲料って何ですか?」

 

 ということで、発明者の方々が、「鋭意」検討を

行った結果、「驚くべきことに」、コーヒー飲料に、

所定濃度範囲のケルセチン配糖体及びナトリウムを

含有させることで、コーヒー感はそのままで、

華やかな香りのみが付与されたコーヒー飲料が得ら

れることを見出したんだそうですよ。

 

 こちらの「ケルセチン配糖体」の使い方は、

体脂肪を減らすためではなく、「華やかな香り」を

醸し出すために使われるそうで、「華やかな香り」

というのが、どんなものなのか、期待して待つ

ことに致しましょう。

 

 サントリーさんではないですが、検索すると、

「ケルセチン配糖体コーヒー」というのが

あるんですね。

 

ケルセチン配糖体コーヒー70g 話題の成分が1杯1100mg入り コーヒー

 

 こちらも、知りませんでした。。。。。