知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

ON-ARTさんの巨大恐竜??

 この前、ぶらり途中下車の旅というテレビ

番組を見ていたら、小島奈津子さんが出ていて、

西武池袋線狭山ヶ丘にある、ON-ARTという

恐竜の模型を制作している会社を紹介して

いました。

 

 テレビでは、博物館などの模型を製造している

会社だ、と紹介していましたが、恐竜ショー

イベントの練習だとか言いながら、小島さんがその

イベント練習を見学してみたら、恐竜が迫力満点で

動き、小島さんを食べようと噛みついたりしてきて、

子供がイベントに参加していたら、大泣き、間違い

ないですね。

 

 恐竜は人が中に入って操縦しているそうで、

今年も恐竜博物館のある福井など全国を恐竜ショー

で回るんだそうです。

 

 ON-ARTさんを調べると、正式名称は、「有限

会社ON-ART」、本社は東京都東久留米市、創立

2005年、資本金300万円、従業員数5名だそう

ですよ。

 

株式会社ON-ART - ON-ART - リアルバルーン 企画 造形 恐竜 DINO-A-LIVE

 

 ということで、特許出願などがあるか調べたら、

これがあるんですね。

 

 出願は3件あり、すべて登録されていますので、

ちょっと覗いてみましょう。

 

 公開番号と発明の名称は、特開2008-018164

「大型の動物の着ぐるみ」、特開2012-120557「大型の

動物の着ぐるみ」、特開2013-138772「大型の空気

膜造形物用の生地及びそれを用いた造形方法 」

というもので、以下のように人間が入って、動かして

いるそうです。

 

 

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 特開2013-138772「大型の空気膜造形物用の生地

及びそれを用いた造形方法 」 は以下となるんです。

 

【課題】

 リアルな形状外観を表現できる大型動物等の空気

膜造形物用生地を提供し、更に、それを用いた空気

膜造形物を提供すること。

 

【解決手段】

 大型動物等の空気膜造形物の造形方法であって、

気密性のシート状物からなる基布の少なくとも一部分に、

大型動物等の外表面の模様・形状を表現するための

発泡性材料が貼り合わされている生地を用いて、大型

動物等の空気膜造形物を形成し、あるいは、気密性の

シート状物からなる基布を用いて大型動物等の空気膜

造形物の本体を形成し、その外表面の少なくとも一部

分に、大型動物等の外表面の模様・形状を表現する

ための発泡性材料を貼り合わせ、次いで、前記発泡

性材料の表面を切削により造形し、その後、該造形

部分を含む表面部分をフィルム状物で被覆し、そして、

全体をエアブラシで描画することからなる大型動物等の

空気膜造形物の造形方法。

 

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