くればぁさんと言っても、ばあさんの話では
なくて、「株式会社くればぁ」さんの話です。
「株式会社くればぁ」さんは、設立が1989年、
本社は愛知県の豊橋市、資本金は1,000
万円、事業は繊維製品、フィルター、樹脂、
金網メッシュ、マスク等の製造販売となって
います。
http://www.nippon-clever.co.jp/
くればぁさんは、2013年に中国でPM2.5が
問題になったときは、マスク製造が追いつか
ないほどだったのですが、今回はその話では
なくて、クラウドファンディングで資金を募り、
自然に呼吸筋を鍛えることで1日当たり約200～
400kcalを消費できるマスクを商品化する
そうで。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1003590/022600178/?P=3
まだカロリー消費を促すマスクの出願公開
はないですが、ほかの出願を調べると、以下の
ようなマスクがありますよ。
・ 特許4468717「マスク」
【０００１】
本発明は、鼻および口を覆うためのマスクに
関し、特に、花粉や埃塵の気管支等への侵入を
防ぐためのマスクに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
一般的に、埃塵や花粉等の気管支等への
侵入を防止するためには、一般に市販されて
いるマスクが使用されていたが、長時間又は
繰り返し使用することによって、病原菌等が
増殖し、逆に不衛生となることが指摘されて
おり、これを回避するために、従来は、マスクの
基材の少なくとも片面に、ヒバ油およびサイ
クロデキストリンの混合物からなる抗菌剤に
よって抗菌性樹脂層が設けられる構成の
発明があった（特許文献１参照）。
【特許文献１】特開平１０－３３７０１号公報（２頁）
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかしながら、上記従来技術では、抗菌剤に
よる病原菌等の増殖を防止するものであるが、
その侵入を防止するという根本的な解決が
なされていなかった。すなわち、マスクの基材
等により侵入を防ぐことができた埃塵、花粉
または病原菌等に関してその増殖を防御する
ものの、マスクの基材が防御できなかった
埃塵または花粉等は気管支等に侵入する
ことがあった。
【０００４】
一方、マスク基材の材料を選択することに
より、微細な粉塵または花粉等の侵入を防止
することができると考えられるが、特殊な素材
である場合は必然的に高価とならざるを得ず、
日常生活で使用することは非現実的なものと
なっていた。また、一般的な生地を高密度に
積層した場合には、埃塵等の侵入を防止する
反面、呼吸に必要な空気を吸引できる程度の
通気性が阻害されることとなり、実用性に欠け
るものとなっていた。
【０００５】
本発明は、上記諸点にかんがみてなされた
ものであって、その目的とするところは、病原菌
等の増殖を防ぐとともに、埃塵や花粉等の
侵入防止効果を向上させつつ十分な通気性を
有するマスクを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
そこで、本発明は、導電性繊維が縞状または
格子状に織り込まれた放電性生地と、抗菌性
ポリエステル繊維または抗菌性ナイロン繊維
により構成された抗菌性生地とを積層してなる
ことを特徴とするマスクを要旨とするもので
ある。
【０００７】
また、本発明は、導電性繊維が縞状または
格子状に織り込まれた放電性生地と、粒状活性
炭を含有してなる不織布と、抗菌性ポリエステル
繊維または抗菌性ナイロン繊維により構成された
抗菌性生地とを積層してなることを特徴とする
マスクをも要旨としている。
ということで、つい最近の特開2015-029568
「マスク」を見ると、以下のようになるんです。
【課題】
微粒子を十分に捕捉するとともに、ウイルス
感染の予防にも使用し得るマスクを提供する。
【解決手段】
複数のフィルタを積層してなるマスク１であって、
帯電フィルタ１２と、０．３μｍ以下の目開き長を
有するメッシュ生地によって構成され、前記帯電
フィルタの外側に配置されるメッシュフィルタ１１
とを備える。帯電フィルタとメッシュフィルタとの
間には、さらに、ウイルス不活性能を有する抗菌
フィルタ１４を備える。メッシュフィルタは、
ナイロン製で構成する。
まだどんなカロリー消費促進マスクなのか
わかりませんが、1日当たり200～400kcalも
カロリー消費したら、やせ細っちゃいますね？？
2017年2月15日追記：
知りませんでしたが、羽生結弦選手が着用
しているマスクって、このくればぁさんの
ピッタリッチだそうですね。
テレビでやっていたのですが、フィルターが
十層になっており、2万円もするとか言って
いましたが。
なるほど、WEBで調べると、沢山出てきます。
自分で書いておいて、全く知りませんでした、
です、はい。
