知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

Carry SaKASA?

 昨日のテレビで、「Carry Sakasa」

という傘を紹介していましたね。

 

 テレビでは、税込8,478円と紹介して

いましたが、以下では8,480円となって

います。

 

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 折りたたんだ時に、普通の傘と逆に

なるように外側が内側に折りたたまれ、

内側が外側に折りたたまれるため、

折りたたんだ状態で、衣服などに水滴が

くっつく心配がないそうで、さらに

折りたたんだ状態で傘立てなしで、その

まま立てることができる、などと紹介して

いましたが。

 

 WEBをググったり、ヤホったりすると

いろいろ出て来ますので、興味がある方は

ググルも良し、ヤホるも良しというところ

なのですが。

 

  ということで、私のほうでは、この傘は

どんな技術なのかを調べてみましょう。

 

 調べると、実用新案第3200570号と

いうもので、発明者は台湾の方で、発明の

名称は、「逆折り式傘」となっています。

 

 考案の内容は、以下となっていますよ、

 

【要約】

傘を室内や車内に持ち込むときに、雨水が

傘布からドリッピングせず、十分な空間を

有さなくても、傘布を良く折畳み可能であり、

傘布を折畳む過程中に、ユーザが雨に降ら

れることがない逆折り式傘を提供する。

 

【解決手段】

主ロッド10と、主ロッドに嵌め設けられて

おり、展開位置と折畳み位置との間に

スライド可能なスライドブッシュと、その

中央がスライドブッシュに固定されている

第1傘布と、その中央が主ロッドの上端に

固定されている第2傘布40と、スライド

ブッシュに連接されており、第1傘布と

第2傘布との間に位置する傘骨本体と、

を含み、スライドブッシュが展開位置に

位置するときには、傘骨本体が主ロッドの

底端12に向くように展開し、第1傘布と

第2傘布とが展開され、スライドブッシュが

折畳み位置に位置するときには、傘骨

本体が主ロッドの上端11に向くように

折畳まれ、第1傘布と第2傘布とが折畳

まれる。

 

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 今年の梅雨は、電車でこの傘を持って

いる方を、多く見かけることになるかも??

しれませんね。