知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

遮熱塗料? それとも、高日射反射率塗料?

 遮熱塗料のマーケットが拡大している

んですってね。

 

 正式には、高日射反射率塗料というん

だそうですが。

 

 2004年には、出荷量が建築用も道路用も

2000トンにも満たなかったのが、ヒートアイ

ランド現象なども相まって、どんどん拡大して

来て、2013年には、それぞれ1万2千トンを

上回る規模なんだそうです。

(日本塗料工業会のデータです)

 

 2014年度は、ちょっとだけ減少したそう

ですが。

 

 夏の電力消費のかなりの部分を占める

冷房電力抑制にも効果が期待されており、

塗料各社は、屋根や外壁、道路路面、窓用、

などのほかにも、タンクローリーなどの業務

車両向けや、コンスーマー向けの日曜大工

での屋根やベランダ向け、遮熱だけでなく

防水も兼ねた塗料製品などの販売にも

注力しているメーカーさんもあるそうで。

 

 調べると、高反射率塗料というのは、JIS

規格も2011年に制定されているそうで、

JIS K 5675だそうですよ。

 

 どういうメーカーさんがしのぎを削って

いるのかを特許出願から調べてみると、

以下のようになるんです。

(電気機器などに使用している電気メー

カーさんは除いています。)

 

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 塗料会社はもちろんですが、自動車も、

夏の暑い時期でのアッチッチ遮熱効果は

重要ですし、建材メーカーさんや鉄鋼屋

さんも、独自に研究開発しているんですね。

 

 どんどん遮熱効果が上がっているので

しょうから、私の古い家も、壁や屋根の

塗り替えの際には、遮熱塗料を使って

もらうように致しましょう。

(どこのメーカーさんの塗料が一番効果が

あるのか、よくわからないのがネックですが)