知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

救缶鳥、非常用浄水装置、簡易間仕切り、暖ボール畳、モーリアンヒートパック、ハマウレボート、あなたはどの防災グッズを知っていますか?

 

 以前に、防災グッズについて、下の

ようなものを取り上げてみました。

 

oukajinsugawa.hatenadiary.jp

oukajinsugawa.hatenadiary.jp

 

oukajinsugawa.hatenadiary.jp

 

 この前の日刊工業新聞で、熊本地震

活躍している防災グッズというのを紹介

していましたので、さらに、私のほうで、

知財をからめて書いてみましょう。

 

 まずは、パン・アキモトさんの、

「救缶鳥」です。

 

f:id:oukajinsugawa:20160509141921j:plain

  

 なんだ?救缶鳥って?というところ

ですが、パンの缶詰なんだそうですね。

 

http://www.panakimoto.com/

 

 パン・アキモトさんの正式名称は、

株式会社パン・アキモト、創業1947年、

本社栃木県那須塩原市、資本金3,500万円、

従業員数60名、パンの缶詰の開発は、

1995年、賞味期限は3年だそうで、中小

企業庁の、2015年3月の「がんばる中小

企業・小規模事業者300社にも選ばれて

いるんです。

 

 次は、大学産業さんの「非常用浄水装置」、

「簡易間仕切り」、「暖ボール畳」です。

 

http://www.dasco.co.jp/disaster/dis01/

 

http://www.dasco.co.jp/disaster/dis04/

 

 名称から、どんな製品かが分かりますね。

 

 大学産業さんは、「大いに学ぼう」

精神だそうで、商号は「大学産業株式会社」、

創業が1949年、本社は浜松市、資本金

2,400万円、従業員数27名、事業内容は、

上水または業務用の水処理プラント、

循環型水処理プラント(プール、浴場その他

用)、廃水処理プラント、各種防災用品等の

開発等となっており、最近の出願はないよう

ですが、以下のような出願があるんです。

 

f:id:oukajinsugawa:20160509142046j:plain

 

 次は、協同さんのモーリアンヒート

パックです。

 

 ヒートパックとは、読んで字のごとく、

火や電気がなくても、少量の水だけで、

加熱できる商品だそうで、以下のように

なっています。

 

http://www.morians.co.jp/

 

http://www.morians.co.jp/morians/feature.html#f03

 

 この商品を開発したのは、「株式会社

協同」さん(株式会社協同でヤホると、

違う協同さんが最初に出てきますよ)、

創業が1966年、本社は埼玉県入間市

資本金が5,000万円、事業内容は食品

加熱加温剤・長期保存飲料水の製造

販売となっています。

 

 モーリアンヒートパックの商品化は

2001年だそうで、登録特許は以下のように

なるんです。

 

f:id:oukajinsugawa:20160509142147j:plain

 

 特許5648068は、海外にも出願

されていますよ。

 

 次は、浜口ウレタンさんのハマウレボート

です。

 

 このボートは、今月の伊勢志摩サミットにも

採用されたそうで。

 

http://www.rbbtoday.com/article/2016/02/09/139514.html

 

 このボートは、水をほとんど吸わない硬質

ウレタンを注入しているため、空気漏れや

パンクをせず、このため、丈夫で、沈まない

ボートなんだそうです。

 

 このボートを作っているのは、「浜口

ウレタン株式会社」。

 

http://www.hamauremarine.com/index.php

 

 こちらの本社も浜松市、設立が1985年、

資本金が2,000万円、売上高が9億6千

万円、事業内容は、ウレタンフォームの

製造となっています。

 

 これは、特開2015-155266「船艇」で、

課題は以下のようになるんです。

 

【課題】

人や荷物などの積載物を安定的に載せる

ことができるとともに浅瀬であっても円滑に

航行することができる船艇を提供する。

 

f:id:oukajinsugawa:20160509142302j:plain