知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

森下仁丹さんの、シームレスカプセル応用研究

 「ゴールデンウィークももう終わりだな」

などと思いながら、ぐだーら、ぐだらと、朝

から「がっちりマンデー」を見ていましたら、

森下仁丹さんのシームレスカプセルと

いうのをやっていましたね。

 

 カプセルがシームレスなので、粉状の

ものだけでなく、液体なども入れることが

でき、さらには、ビフィズス菌など大腸まで

届けることができたり、カプセルに微小な

穴を空けて、希少金属を取り込むバクテリア

などを閉じ込め、簡単に希少金属を取り込む

ことができるんだ、などとやっていました。

 

 森下仁丹さん、今では仁丹の売り上げが

3億円のところ、機能性カプセルの売り

上げが70億円にも達すると言っていま

したが、会社四季報を見ると、なるほど、

「仁丹から派生したシームレスカプセル

技術が中核、健康食品も主力事業

15年春の機能性表示の解禁により、

商品群拡充、事業化へ環境浄化作用

バイオカプセル特許を長瀬産業と出願」、

連結での売上比率は、ヘルスケアが

70%、カプセル受託が30%となって

います。

 

 カプセル関係の特許出願を見てみると、

以下のように古くから研究が開始され、

カプセルを多岐にわたって応用している

ようで、最近では体内に取り込まれた

放射性物質を回収する方法なども研究

してるんですね。

 

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