知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

イヌパシーさんの、犬パシー、それともINUPATHY?

 犬用ウエアラブルデバイスを付けると、

ワンちゃんの興奮度合いや喜び度合い、

集中度合いなどがわかるそうですね。

 

http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000017863.html

 

http://inupathy.com/jp/

 

 開発しているのは、株式会社イヌパシー

さんというところで、東京の神田にある

そうですが。

 

 どの程度、感情がわかるんでしょうね。

 

 値段は、なんと! 早割価格で約150

ドルだそうで。

(いつものように、イヌパシーさんの

回し者ではありませんので、念のため)

 

 商標のほうは、現在出願中となっており

(商願2015-125686)、標準文字での

「イヌパシー」、登録された後に、愛玩

動物の感情を翻訳する玩具などに使うと、

怒られます。

 

 指定商品で、以下のようなものもあり

ますので、そのうち、人間などにも応用

するのでしょうか?

 

携帯情報端末用コンピュータアプリケー

ションソフトウェア,モニタリング用コンピュ

ータソフトウエア,心拍数・脈拍・体温・汗・

血圧・睡眠状態・時間・距離・速度・消費

カロリー等の生理的及び生体認証データを

測定・監視・記録・送信するためのウェア

ラブルコンピュータ,コンピュータ及び

スマートフォン用インターフェース,心拍数・

脈拍・体温・汗・血圧・睡眠状態・時間・

距離・速度・消費カロリー等の生理的

及び生体認証データを測定・監視・記録・

送信するウェアラブルコンピュータ用の

コンピュータハードウエア及びコンピュ

ータソフトウエア,電気通信機械器具,

電子応用機械器具及びその部品

 

 国会や、会議などの出席者がこれを

つけていたら、おもしろいことになるの

かも???

 

 どんな技術なのかを特許出願で見て

みると、以下のようになりますよ。

 

特開2014-230538「興奮度ライト」

【課題】

毛皮で覆われ、且つ表皮が平常時に

乾燥している動物についても、心拍、

脈拍測定を容易に行える装置を提供

する。

 

【解決手段】

発色部1、マイクロコンピューター2、脈拍

センサー3、電池からなり、脈拍から推測

した装着者の興奮度を発色部の色や

明滅で表現する。これにより、愛玩動物

飼い主などが、愛玩動物の興奮度を直感

的に見て取ることができる。興奮度は脈拍

数の高低とほぼ一致しているので、ここには

恣意的な解釈を必要としない。また、本装置

は動物の体を固定する必要がなく、動物

が自由に動ける状態での利用が可能である。

また、毛皮を持ち、体表面が乾燥している

動物については毛皮が薄く皮膚も薄い部分に

赤外線フォトリフレクタを軽くあてがい

脈拍を計測する。

 

f:id:oukajinsugawa:20160406163325j:plain

 

 

f:id:oukajinsugawa:20160406163333j:plain

 

f:id:oukajinsugawa:20160406163348j:plain

 

 脈拍とかから推測するんだそうで、

走った後など、興奮度100%になるの

でしょうか。

 

 動物の感情を知らせる発明は、他の企業で、

ほかに、以下のようなものもありますよ。

 

・情報送信端末、報知制御システム、

及び情報送信方法  

カシオ計算機株式会社

 

f:id:oukajinsugawa:20160406163432j:plain

 

・犬、猫など小動物のリラックス度及び

興奮・緊張度を計測する装置  

有限会社ライブエイド

 

f:id:oukajinsugawa:20160406163508j:plain

 

・ペットの尻尾振り計数システム、及び

ペットの感情推定システム  

パナソニック電工株式会社

 

f:id:oukajinsugawa:20160406163529j:plain

 

 パナさん、いろんなものを、研究

してるんですね。