知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

ユニバーサルサウンドデザインさんの、聞こえやすいスピーカーシステム

 ユニバーサルサウンドデザインさん、

知ってます?

 

 文字を見ると、サウンドをデザイン

する会社のようですね。

 

 ユニバーサルサウンドデザインさんは、

商号が、「ユニバーサル・サウンドデザ

イン株式会社」、設立が2012年、本社が

東京都港区、資本金1億1千百万円、

事業内容は、聴こえ支援機器の設計・

開発・販売、 各種店舗、建築物および

室内空間のサウンドデザイン企画、

 スピーカーおよびアンプなどの音響

機器の設計・製造・販売等で、

ホームページには、卓上型対話スピ

ーカーシステム、テレビ用スピーカー、

PC用スピーカーなどの商品が

掲示されています。

 

ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社 | comuoon

 

 ただのスピーカーなのか?というと

難聴者などもクリアに聞こえるような

スピーカーの開発をしているそうで。

 

 ということで、どんなスピーカー

なのかな?とプラピ(J-PlatPat)さんに

調べてもらうと、ホームページにある、

スピーカーの名前「COMUOON」が、

商標登録5647660となっていますし、

意匠のほうも登録1491616となって

いるんです。

 

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 聞こえやすいスピーカーってどんなもの

なんだ?というと、以下のようになるんです。

 

・ 特開2014-68342

  特開2015-146632

 「難聴者支援スピーカ」

 

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【課題】

音圧を増幅しつつ原音再生能力の高い難聴者向

けスピーカを提供する。

 

【解決手段】スピーカ10では、ボビン24におけるコ

イル48が巻回された方と反対側の端部がボビン24の

半径方向外側に向かって拡がっており、この拡がってい

る部分であるフランジ部52が接着剤BNDにより振動

部21に接着されている。このため、振動部21におけ

るフランジ部52と接触部21の間に挟まれた部分にだ

け接着剤BNDを薄く塗付すれば十分な接合強度を確保

することができる。

 

・ 特開2015-177194

「スピーカ装置、及び、会話支援システム」

 

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【課題】

聴こえの改善を図る。

 

【解決手段】

特定の聴者の聴力特性を表す周波数特性に

応じて、特定の話者の音声の周波数特性が、

音声の基準周波数特性に対応するように予め

定められた、各周波数の調整量を記憶する

調整量記憶手段、及び、前記調整量記憶手段

に記憶された各周波数の調整量を送信する送信

手段を有する端末装置と、前記送信手段から

送信された前記各周波数の調整量を受信する

受信手段、前記受信手段で受信した前記各

周波数の調整量を記憶する記憶手段、前記

特定の話者の音声を入力して音声信号に変換

する入力手段、前記入力手段で入力された

前記音声信号を、前記記憶手段で記憶された

各周波数の調整量に基づいて調整する調整

手段、及び、前記調整手段で調整された音

声信号を出力する出力手段を有するスピーカ

装置と、を備えた会話支援システム。

 

 今後、高齢化が進み、よぼよぼ王花陣じー

さんも、そのうち耳が遠くなって、カト

ちゃん、ケンちゃん状態で、「あんだって??」

などと聞くようになるでしょうから、是非、

クリアなサウンドになるように頑張って

欲しいものですね。