知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許分析スマホ編 8  デジタルデータ処理全般

 先週火曜日の日経産業新聞によると、

主要な電子部品・材料の取引価格が

10~12月期も下落基調が続きそうだそうで、

中国や東南アジアでのスマホやPCなどの

販売減速が鮮明だそうですね。

 

 アップルさんのiPhoneの新モデル6s

シリーズは販売が堅調だそうですが、

世界的に見ると、中国でのスマホの普及が

進み、安価製品の売れ行きが鈍く、需要は

もっぱら高品位機種への買い替えが中心に

なっており、今までのような大幅な市場

拡大が見込めそうもないとのことで。

 

 PCのほうは、スマホタブレット端末の

普及で、市場の縮小が続いており、ウイン

ドウズ10による買い替え需要も弱いよう

ですね。

(私も、ウィンの8で問題ないので、まだ

10にはアップグレードしていませんが、

皆さんはいかがですか?)

 

 ということで、これとは関係なく、

私のほうでは、粛々と、スマホ分析の

続きです。

 

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 前回の続きで、今度は、G06F13の

メモリ、入出力装置、CPUやG06F9

のプログラム制御装置などに移るわけ

ですが、これらの内部処理機構を調べ

ても、ちっともおもしろくありませんので、

下のG06Fのデジタルデータ処理には、

ほかにどんなものがあるんだ?という

のを調べてみましょう。

(「バカヤロー、面白いんだよ」という

ロジック回路の開発者もいると思い

ますが、まあ、トーシロの王花陣です

のでご勘弁を)

 

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 今まで調べた、G06F3のGUI関係や

G06F17デジタル計算、及び上のG6F13、

G06F9のCPUやプログラム制御を

除くと以下のようになりました。

 

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 最近、ウイルスがはびこっています

ので、セキュリティー対策が必要で、

エラー検出なども必要なんですね。

 

 ということで、このへんで、デジタル

データ処理は終了して、次は、通信

関係が多いようですので、H04の

電気通信関係を調べることに致し

ましょう。

 

 まずは、FIクラスH04の詳細、サブ

クラスを調べると以下のようになりました。

 

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  先ほどのマップでは、多重通信まで

表示されていましたが、そのほかの

ステレオ方式なども研究されている

ようです。

 

 それでは、一番多い、H04Wの無線通信

ネットワークというのはどんなものなのかを

見てみましょう。

 

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 こちらのほうでも、セキュリティ関係が

研究されていますし、どこでも接続

できるように、基地局などの研究や、

スマホのバッテリーがすぐ切れて

しまいますので、電力制御なども

重要な技術となるのでしょう。

 

 ということで、さらに詳細を調べても、

専門的すぎて飽きて来ますので、次回は

Fタームの観点から移動無線通信

システムを調べてみましょう。