知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

J-PlatPatを使い倒そう その2  特許・実用新案検索の概要

 次は、2章の各サービスの概要です。

 

 まずは一番お世話になる「特許・実用新案」

検索がありますね。

 

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 ここには、上のほうからいろいろありますが、

まず、1の「特許・実用新案番号照会」は、文献

番号を入力して特許・実用新案公報等を

見ることができます。

 

 番号がわかっていれば、特許第1号、実用

新案の第1号から見ることができますよ。

(1号とわかっているので、とーじぇん、

1号を見ることができますが)

 

 「俺は英語が得意なんだ」という方は、

2番目の英語版を是非どうぞ。

 

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 次は3番目の「特許・実用新案テキスト検索」

ですね。

 

 これは、特許・実用新案関係で、一番お世話に

なるところではないでしょうか。

 

 ここで、INPITのマニュアルには、「書誌的

事項・分類(FI ・ Fターム、IPC)・要約・請求の

範囲及び公報全文(書誌を除く)等のキーワードを

入力し、(中略) 検索できる」と書かれている

のですが、ちょっと書き方が誤解を招くような

書き方となっており、IPDLでは書誌的事項での

キーワード検索も可能だったのですが、

プラピさんになって、書誌的事項に関する

キーワードでは検索できなくなっています

ので、間違わないように致しましょう。

 

(以前に書きましたが、IPDLでは、「公開

特許公報フロントページ検索」というのが

あり、IPCの分類不能出願に付される、

「0000 0/00」というのがこのページで検索が

できたのですが、プラピさんでは、この

ようなページがなくなってしまいましたので、

現在は検索できません。(私の使っている

商用検索DBでは検索できますが))

 

 ちなみに書誌的事項というのは以下の

ようなものです。

 

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 次は4番目の「特許・実用新案分類検索」

です。

 

 これは読んで字のごとく、IPCやFI ・ Fターム

などの特許技術分類で検索ができるものです。

 

 次は5番目の「パテントマップガイダンス

(PMGS)」というものです。

 

 特許技術分類というのは、いろいろあって、

暗記できるものではないわけでして、この

技術分類を調べるときに使うページです。

 

 「英語のほうが得意だぞ」という方用に、

英語版もありますので、是非どうぞ。

 

 次は7番目の「PAJ検索」ですが、

「何でしょうね、これは」というところ

ですが。英語のキーワードで、公開特許

公報の英文抄録を検索するときに使います。

 

 次の「FI/Fターム検索」も、上の「PAJ

検索」同様、英語の得意な方は是非どうぞ。

 

 9番目の「外国公報DB」は以下のように

番号がわかれば外国の公報が検索できる

ようになっています。

(必ずしも文献番号1番から検索できる

わけではないですが)

 

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 次は10番目の「審査書類情報照会」ですが、

2003年7月以降の審査に関する書類等の

うち、公開されている情報を調べることができ

るんです。

 

 ただし、行政庁がお休みの時は見ることが

できませんので、お休みの時には、ゆっくり

休むことと致しましょう。

 

 11番目は「コンピュータソフトウエアデータ

ベース(CSDB)」ですので、コンピュータ・

ソフトウエアに関する仕事をしている方は、

是非どうぞ。

 

 12番目と13番目は中韓文献の検索をする

場合に使えます。

 

 ということで、第2回目は終了です。

 

 続く。

 

 

2016年3月28日(月)追記:

 3月28日から、画面構成が変わり、英語での

検索方法は、変更になりました。

 

 詳細は、以下をどうぞ。

 

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/NEWS/20160328_01.pdf