知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許分析スマホ編 5  企業別開発分野概要とスマホ入出力処理

 それでは、今回から詳細を見て行くことに

致しましょう。

 

 先ずは、企業別の技術分野の概要を

見てみましょう。

 

 前回と同じFIサブグループ全体の

分析マップを上に、これを企業ごとに

見たマップをその下に載っけてみましょう。

 

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 そうすると、サムソン電機は電子部品屋

さんですので、コンデンサやデジタル変換

素子に力を入れており、マイクロソフト

グラフィカルユーザーインターフェイス

これに関するCPU、さらには情報検索関係

に力を入れており、グーグルも検索関係に

力を入れているのがわかります。

 

 アップルさんもGUIとそれに関すると

思われるデジタル変換素子などに力を

入れているというのがおおよそわかります。

 

 この辺は、企業別分析でさらに調べて

みましょう。

 

 それでは、前回調べた以下のFIメイン

グループの詳細を調べてみましょう。

 

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 まずは、グラフィカルユーザーインターフェイス

関係が含まれる、G06F3ですね。

 

 FIのG06GF3はPMGS(プラピ(J-Plat 

Pat)でのパテントマップガイダンス)に

よると、「計算機で処理しうる形式に

データを変換するための入力装置;

処理ユニットから出力ユニットへ

データを転送するための出力装置,

例.インタフェース装置」となっています。

 

 内訳は以下のようになりました。

 

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 上のマップはグラフ化するために、説明を

省略していますので、念のために、それ

ぞれの詳細を以下に示します。

 

G06F3/048:・・GUI技術、例.ウィンドウ,

  アイコンまたはメニューとの相互作用

G06F3/041:・・・変換手段よって特徴付け

  られたデジタデジタイザー,例.タッチ

  スクリーンまたはタッチパッド用のもの

G06F3/01:・・ユーザーと計算機との相互

  作用のための入力装置または入力と

  出力が結合した装置

G06F3/044:・・・・041で、容量性手段によるもの

G06F3/033:・・・ポインティングデバイス,例.

  マウス,トラックボール,ペンまたはジョイステック

G06F3/023:・・・キーボードで発生した情報を

  コードに変換するための装置

G06F3/02:・・キーボード

G06F3/14:・表示装置へのデジタル出力

G06F3/16:・音声入力;音声出力

G06F3/06:・記録担体からのデジタル入力

  または記録担体へのデジタル出力

G06F3/045:・・・・変換手段によって特徴付け

  られたデジタイザー,例.タッチスクリーン

  またはタッチパッド用のものが抵抗性

  要素を用いるもの

 

 スマホはタッチスクリーン化されていま

すので、これをどのように具現化するかと

いう研究開発が多いようです。