知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許分析スマホ編 1  広い技術分野の製品の特許調査はどうすればいいの?

 それでは、今回からは、スマホの技術が

どうなっているのかを特許情報から分析

していきましょう。

 

 今更ながらですが、スマホが大流行

ですね。

 

 電車に乗ると、7割から8割の方が

スマホをいじっているのではないで

しょうか。

 

 さらには、電車のホームでも、外の

道路でも、スマホに見入っていて危ない

こと、この上ないですし、中高生の

スマホ中毒が話題になっています。

 

 皆さん、スマホで何をしてるんでしょう。

 

 おやじはエロエロ動画でも見ている

んでしょうか?

(「バカヤロー。それはおまえだけだろー」

という声が聞こえてきそうですが)

 

 試しに、電車で隣の人を覗いてみたり

してみると、ゲームをやっていたり、

ラインをやっていたり、何か情報チェックを

していたり、さらには、スマホのご親戚?の

タブレットで、お仕事をされている方も

お出でです。

 

 昔、会社に入りたての頃、上司が、「満員

電車で暇つぶしできる機械を作ったら、

ノーベル賞もんだよなー」などと話をして

いましたが、残念ながらノーベル賞とは

行きませんでしたが、現在では現実の

ものとなりました。

 

 まあ、ノーベル賞は、産業向けの賞では

ありませんので、いくら社会に貢献してる

っていっても、もらえないのは当然て

言っちゃあ当然なわけでして。

 

 というわけで、ばかな話はこのくらいに

して分析に移るわけですが、まずは

スマホの特許技術分類はIPCやFI、

Fタームの何を調べればいいんだ?

という話になるわけですが、スマホという

のは、いろんな技術分野の集合体です

ので、技術分類を特定するのは至難な

技なわけなんです。

 

 これは、テレビとか、自動車なども

おんなじで、今まで分析してきたように、

技術分類を特定して分析をしていくと

いう方法はむずいんですね。

 

 じゃあ、どうすんだよー?ということ

なのですが、このような場合には、

まずはスマホメーカーさんを特定して、

これらの企業分析をおこなっていく

方法が有効なんです。

(自社の特定の技術分野を調査する

という場合は別ですが)

 

 ということで、具体的には、

① スマホメーカーさんの上位どころの

企業を特定する。

② これらの企業の特許を検索する。

③ 全体の技術分類を分析する。

④ これらの上位の技術分類で特許

検索をおこない、その技術分野での

企業分析などをおこなう。

などなど、ということになります。

 

 ということで、今回はこの方法を採る

ことにして、早速調査に移って行きまっ

しょい。

 

 レッツら、ゴー。

 

 先に書いたように、一番先に、シェア

上位にはどのような企業がいるのか?

ということを調べる必要があるのですが、

まあ、スマホといえば、サムソンさんと

アップルさんなわけでして。

 

 それでは、最近はこれに続くのはどの

ような企業構成になっているのかな?

と調べると、以下のような記事が出て

います。

 

http://ascii.jp/elem/000/001/007/1007770/

 

 この記事では、これに次ぐのが、レノボ

華為、LGのようで、中国小米も健闘して

いるようですね。

 

 ということで、まずは、スマホメーカーと

して、サムソン、アップル、レノボ、華為、

LGを選ぶとして、私の独断で、これに、

ソフトなどでは外せない、グーグル、

マイクロソフト半導体クアルコム

入れて分析してみることに致しましょう。

 

 すべて海外勢となっていますので、

海外での特許検索をかけるのが筋

ですが、まあ、日本に出されている

特許を分析したほうが簡単ですので、

最初は、日本での特許出願公開を

調べることとして、結構件数が多く

なりますので、2010年の出願からの

ものを特許検索することにし、必要

だったら、後で、海外も調べることに

致しましょう。

(日本勢にもっと頑張って欲しいですね)

 

 まあ、有名企業ですので、漠然と

企業のイメージが湧きますが、正確

なところはどうなんだ?ということで、

まずは、これらの企業はどんな企業

なんだ?というのを調べてみましょう。

 

 ということで、続く。