知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許分析自動車自動運転編 30  自動車分析まとめ

 ということで、いろいろ調べてきたわけ

ですが、自動車についての技術はいろんな

技術の集大成ですので、すべてに渡っては

調べ切れませんが、最後に、どんな重要特許

があるんだ?というのを調べてみましょう。

 

 重要な特許についてはいろんな呼び方が

あり、「基本特許」とか、「重要特許」とか

いろいろな呼び方がありますし、それぞれの

特許分析ソフト屋さんでは、独自のアルゴ

リズムを使って重要な特許を選り分けて

いるわけです。

 

 パテントトロール特許権侵害訴訟などを

起こす目的で特許を買い集める企業ですね)

さんなどは、この独自のアルゴリズムがノウ

ハウでして、門外不出なわけですね。

 

 まあ、一番簡単に選り分けられるのは、

審査において、その特許(特許出願)が、

何度も拒絶理由に取り上げられたと

いうものでしょう。

 

 この拒絶理由に何度取り上げられたか?

というのは、被引用回数と呼ばれますが、

私のほうでは、この回数が多いものを

取り上げてみましょう。

 

 もちろん、古い出願ほど、被引用回数は

多くなる傾向にありますので、最近の出願

というものでは、選り分けることが難しい

ことになりますが、まあ、固いこと抜きで、

れっつら、ごー!!

 

 まずは、国内を見てみると、最高が90回で、

50回以上というのが23件でした。

 

 このくらいの数が見やすいですので、

国内はこれらを見てみましょう。

 

 それでは、米国がはどうかな?と見渡すと、

最高が434回というとんでもないものも含め、

100件以上でも58件もありますので、こちら

のほうは、100回以上で区切って見てみま

しょう。

 

  国内企業は以下となっていました。

 

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 以外にも、トヨタさんが1件しかなく、ホンダ

さんは、出願効率がよいようです。

 

 ということで、最後に発明の名称を

載せておきますので、興味がある方は

詳細を調べてみてください。

(USのほうは、発明者が出願するため、

検索の関係で、出願人欄がN/Aのもの

があります)

 

 それではまた。

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2016年6月9日追記:

特許庁から「平成27年度特許出願技術動向

調査報告書 自動車用予防安全技術」という

のも出ましたので、興味のある方は、是非

どうぞ。

 

http://www.jpo.go.jp/shiryou/pdf/gidou-houkoku/h27/27_05.pdf