と、今までは、ブレーキ制御システムを
見てきましたが、今度はエンジンでは、
どのようなことをする必要があるのかを
見てみましょう。
まずは、以下のエンジン制御の目的を
見てみると、以下のように、追従走行の
ほかには、やっぱり安全性などの研究が
重要なようです。
次は、どのような入力信号を利用して
いるかですが、車速や、ブレーキ操作、
道路勾配なども検出しているんですね。
それでは、エンジン関連の制御対象は
何かというと、やはり安全に運転するため
にはブレーキシステムとの連携が必要
なようで、フルスロットルでぶっ飛ばして
いては、自動運転はダメなようですね。
どんなところで、制御の必要があるかと
いうと、研究課題として一番多いのは、
うまくコーナリングできるようにするという
のと、うまく減速するというのが重要な
ようです。
それでは、社外のどのような情報が
必要かというと、以下のようになり、100
件以上の項目をプロットしていますが、
100件未満の項目もたくさんありますので、
情報収集項目は非常に多そうです。
ところで、上のマップには、白線検知や
走行レーン特定など、もうすでに高速走行
ではうまくいっているといわれている内容
がありますので、技術やインフラなど、
どんな検知技術が使われているのか、
ちょっと、見てみましょう。
やはり、画像処理の技術なども必要
なんですね。
ということで、いろいろ自動運転制御
技術を見てきましたが、このシリーズの
24回目で書いたように、自動車へのハッカー
攻撃の危険性が出ていますね。
ハッカーが遠隔でクルマを操作!クライスラーのリコールで注目されるサイバーセキュリティー関連企業 | マネーボイス
自動運転制御技術がどんどん進歩しても、
ハッキングへの防御技術は、ハッキング技術
とのいたちごっこでしょうから、自動運転と
言っても、常に危険性との背中合わせである
ことを理解しておく必要がありそうです。