知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

トムソン・ロイター2015年技術革新リポート

 標記のレポートが発表されていますね。

 

http://ip-science.thomsonreuters.jp/press/release/2015/trend-for-global-innovation/

 

 通常は、特許出願動向などから

分析をおこなっていますが、特許

出願から公開までのタイムラグ、

及び、科学的研究から発明、商品化

までのタイムラグを補うために、学術

論文とも比較し、評価しているとの

ことです。

            

 技術分野は主要12技術分野に分けて

それぞれ分析がおこなわれていますが、

全体の傾向だけを貼り付けさせてもらうと

以下のように、伸びが大きいのは、食品・

タバコ・発酵飲料、制約、化粧品・健康食品、

バイオと続き、健康にまつわる研究開発に

力がそそがれているようです。

(たばこというのもありますが)

 

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 これに反して、出願が減少しているのは、

医療機器や半導体といったもので、ちょっと

意外な気がします。

 

 出願数が多いのは、情報技術、電気機器

自動車といったところで、情報技術はIoT

(家電などとインターネットを結ぶ技術ですね)

などが花盛りのようです。

 

 バイオ関係はパイオ全般が66%ともっとも

多いですが、疾患診断、がん治療、新薬

発見など医療系が29%を占めています。

 

 ということで、それぞれの分野でさらに

詳細な情報が、グラフでわかりやすく

報告されていますが、あまり貼り付けると

怒られる可能性がありますので、興味が

あるかたはPDFをダウンロードして

見てみてください。