今回は、歩行者等の検出について、
さらに調べてみましょう。
まずは、歩行者などの検出手段は、
まだTVカメラ等が多いですが、自動
運転の場合には、電波などを放射して
反射波などで検出をおこなう方式と
なっているのでしょう。
衝突防止としてはやはり前方の衝突
防止が多く、危険を察知したら、音等で
注意を喚起するというシステムのようです。
ということで、どんな出願があるのか、
ちょっと見てみましょう。
・ 特開2015-072224 レーダ装置
株式会社豊田中央研究所
【課題】歩行者か否かを判定すること。
【0001】
本発明は、目標物までの距離を測定
するとともに、目標物が歩行者であるか
否かを判定することができるレーダ装置
に関する。なお、本発明の歩行者は、
純粋な歩行者のみならず、自転車等に
搭乗している者も含む。
この発明では、目標物に対して送信波
を送信して、その目標物によって反射された
受信波を受信するレーダ装置で、距離
とかを測定したり、データ処理により、
歩行者か否かを判断するそうです。
・ 特開2015-069379 車外環境認識装置
富士重工業株式会社
【課題】歩行者を精度よくかつ迅速に
検出する。
【解決手段】車外環境認識装置120は、
検出領域を撮像した画像における複数の
対象部位の実空間における3次元位置を
導出する3次元位置導出部162と、
3次元位置の差分が所定範囲内に
ある対象部位同士をグループ化して
対象物を特定する対象物特定部164と、
対象物の位置情報に基づく位置ポイントを
導出する位置ポイント導出部166と、
対象物の外観情報に基づく外観ポイントを
導出する外観ポイント導出部168と、
少なくとも位置ポイントと外観ポイントとを
加算した歩行者ポイントが予め定められた
閾値以上である場合、対象物を歩行者と
特定する歩行者特定部172と、を備える。
言わずと知れた、「愛妻と」。
(ちょっと違ってアイサイトですね)
というように、ナイトライダーのナイト
2000??は、周囲情報を収集する装置、
収集した情報に基づいて情報処理を
おこない判断する装置、情報に基づき、
車をコントロールし、危険な場合には
警報などを発するとともに、ブレーキ
などをかける装置、などの組み合わせ
なんですね。
ということで、次回に続く。