「おうし座」、とWEBで打ち込むと、
ずらーっと、性格占いが出てきますね。
「12星座・恋の攻略法」などによると、
「基本、穏やかで、やさしい雰囲気を持つ
牡牛座男子。 そんな牡牛座男子は、
とっても 攻略しがいのあるターゲットに
なりそうです。」などと書かれていたり、
「おうし座が本物の快楽主義です」とか、
「おうし座性格 男性」、「おうし座性格
女性」、はたまた、血液型とからめて、
「おうし座性格A型」とか「B型おうし座
性格」とか性格判断おおはやりなわけ
でして。
あなたは、何座ですか?
「知らねーよ、そんなの」という声が
聞こえて来そうですが(と思っているのは
私だけで、「あたしは、ふたご座」とか
返って来るのかも知れませんが)、私は
何座なのかまったく知りませんです、はい。
ということで、性格占いのブログではない
ので話を進めると、おうし座の中に、「すばる」
とか、かに星雲のM1などがありますね。
http://kodomo123.ec-net.jp/biz/tsu_wkk/seiza/tau/k_Tau.htm
ということで、本日はこのアルデバラン
(Aldebaran)の話です。
といっても、星の名前のほうではなくって、
ソフトバンクのペッパー君を開発している
Aldebaran Robotics社の話です。
(ソフトバンクロボティクス)ですが、開発は
アルデバラン、製造はファウンドリーメーカー
(製造請負企業)フォックスコンの台湾
鴻海精密工業なわけでして。
このペッパー君、本体価格は税抜き
198,000円と安いのですが、ソフトとか
保険を入れると、税込120万円弱に
なってしまい、とても買えませんので、
まあWEBなどを覗いて買った気になる
ことに致しましょう。
(発売1分ぐらいで即完売だったようで
こちらのほうでも買うことは無理でしたが)
http://www.softbank.jp/robot/price/
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20150618/423845/?rt=nocnt
このアルデバランですが、どんな会社
かというと、正式名称「Aldebaran Robotics」、
創業2005年のフランスのベンチャー企業で、
「NAO」とかの人型ロボットの開発をおこなって
いたんです。
https://www.aldebaran.com/ja/ren-jian-noxing-fu-notamenorobotutokai-fa
その後、2012年にソフトバンクがアルデ
バランに出資、ペッパーを発表したん
ですね。
http://www.robonable.jp/news/2014/06/softbank-0605.html
現在では、ソフトバンクは、以下のように
アルデバランの95%の株を握り、創業者
のCEOも日本人に代わってしまい、アル
デバランは今やソフトバンクグループの傘下
に入っています。
https://www.aldebaran.com/en/press/press-releases/softbank-increases-its-interest
WEBには以下のような記事も載って
いますが。
http://robonews.net/2014/12/18/aldebaran_softbank/
とまあ、我々は内情はよくわかりせんので、
入手できる知財情報を簡単に調べてみる
ことに致しましょう。
まずは、デザインが登録されているかいな?
ということで、プラピ(J-PlatPat)で調べて
みると、「ピンポーン」ということで、アルデ
バランから出ていて、2013年10月出願で
登録番号1498059号がこれですね。
商標はどうでしょうね。
商標のほうも、やはりアルデバランから
登録5698705号と、商願2013-098629
の2件が、登録及び出願されています
ので、ロボットなどに使うと怒られて
しまいます。
ソフトバンクモバイル株式会社からは、
2014年4月に出願されて、コンピューター
アプリなどの商品に使用する、「MY
PEPPER」が登録されています。
ソフトバンクロボティクス株式会社さん
からは、プログラムやコンピューターソフト
ウェアで、商願2015-021038「Robo App」
商願2015-021039「ロボアプリ」が出されて
いますので、こちらのほうもそのうち登録に
なるのでしょう。
それでは、特許出願はどうかいなという
ことで、まずは日本を見てみると、ソフト
バンクロボティクスさんからはゼロ件で、
アルデバランさん14件でした。
数が少ないので、表で載せると以下の
ようになりました。
さすがに、ヒューマノイドロボット関係
の研究が多いですが、プール監視システム
なども研究しているようです。
また、さすがにほとんどがワールドワイド
での権利化を考えてPCT出願となっています。
海外では、US、EPOでの出願公開、PCT
での国際公開を調べると、重複があると
思いますが52件、espacenetでワールドワイド
で調べると68件でした。
(内容は、上の公表特許公報の内容と
同じようなものなので、添付はしません)
ということで、貧乏人の王花陣は、指を
くわえて、今後のペッパー君の成り行きを
黙って見守ることに致しましょう。