それでは、歯科材料をFタームの
観点で分析してみましょう。
上のマップのように、研究課題は、
形態、生体親和性、製造方法、無機
材料などの順番になっています。
(検索に使った歯全般AB06が含まれる、
観点AB「補綴用」が多いのは当然
なので、観点ABは除外してあります)
それでは、どこの企業、大学がどの
分野に強いのかを見てみると、以下の
ように、オーガンさんは、生体親和性に
すぐれた天然系高分子材料に強そう
ですし、特殊陶器さんは、技術を生か
した無機材料や合成高分子材料の
微細構造などが強そうです。
それでは、一番多かった、材料の形態で
どんな研究がされているかというと、以下の
ようになります。
これがどんな研究かというと、
以下のようなものです。
1 ブロック状
・特開2014-237821
歯科補綴物の製造に際して簡単に
計量供給するのを補助するものと
してのPMMA粉末(ポリマー状
粉末)からなる予備成形物
・ 特開2014-076387
コラーゲン/ヒドロキシアパタイト複合
骨格及びその生成方法
出ました!コラーゲン。
・ 特開2013-189448
ペプチドまたはタンパク質の制御
放出送達
2 粉粒状
・ 特開2014-129217
複合セラミックス材料及びその製造
方法、炊飯器用内釜、マットレス、
及び繊維
プラチナなどを無機材料に担持させる
際に更なる効果を追加できる複合セラ
ミックス材料だそうで、炊飯器用内釜や
マットレス、繊維などにも応用できる
そうですよ。
・ 特開2014-180491
ストロンチウムアパタイトの製造方法
およびストロンチウムアパタイト微粒子
の製造方法
・ 特開2014-172794
リン酸カルシウム系化合物
3 フィルム又はシート状
・ 特開2014-042853
複合材料薄膜及びその製造方法
・ 特開2014-030430
培養歯根膜細胞シート、製造方法
及びその利用方法
・ 特開2014-004327
チタン−タンパク質複合体、生体
インプラントおよび細胞培養基材
ということで、次回に続く。