知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析歯科医療編 9 インプラント部品材料のFターム

 ということで、歯科インプラント

関係をいろいろ調べてきました。

 

 まだFタームテーマコードの歯科

補綴4C059で調べようとする場合

には,、いろいろありますが、4C059

での分析はこのくらいにして、この

インプラント製品の材料について、

さらに詳しくFタームテーマコードの

4C081を調べてみましょう。

 

 まずは、4C081の観点を調べると、

以下のようになります。

 

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 前にも書いたように、このテーマ

コードは、歯科医療の材料だけで

なく、医療全体での材料関係に

なります。

 

 ABという観点の中には、人工骨

とか、人工血管とか、いろいろある

わけでして、今回はAB06歯全般

というものに的を絞って検索をかけた

わけです。

 

 それでは、どんな分類があるるかを

見てみましょう。

 

・ AA 被覆用

観点のAA、AB、ACは用途に関する

観点だそうです。AAは創傷部などの

皮膚を覆う材料、口腔内などの粘膜を

覆う材料、手術時に体内の臓器を覆う

材料、衛生材料を観点としているん

ですって。

 

・ AB 補綴用

 人体の組織を代替、補充又は補強する

材料だそうです。

 

・ AC 外科用

  外科用として使用する材料、または

外科用器具の材料だそうですよ。

 

・ BA 生体親和性を目的とするもの

 観点BA、BB、BCは目的、効果に

関する観点なんですって。生体親和性

って、生体が人工の材料と接触した

ときに、有害な反応や結果を起こす

ことがないとか、生体と馴染んで遊離

しないことであるそうです。

 人工材料を異物と判断して、防御の

ために血液が凝固を起こしたり、防御の

ために繊維組織を発達させたりするのは

ダメなんですね。

 

・ BB 物理化学的特性を目的とするもの 

 物理的、化学的或いは機械的特性を

目的とするものだそうです。

 

・ BC 生産性取扱性の向上を目的とするもの

 材料の製造時に利便となる特徴、

又は材料を使用する時に利便となる

特徴を観点としているそうですね。

 

・CA 合成高分子材料物質

 観点CAはCB~CGと同じく材料の

物質、成分に関する観点だそうです。

 

・ CB 樹脂のタイプ

 まあ説明の必要はないでしょう。

 

・ CC 材料の重合形態

 高分子材料のタイプですね。

 

・ CD 天然系高分子又は、これに類する材料物質

  これもわかるでしょう。

 

・ CE 有機低分子化合物からなる配合剤

 ということで。

 

・ CF 無機材料物質

 金属を除く無機系の材料です。

 

・ CG 金属材料物質

 単体金属合金です。

 

・ DA 形態

 観点DA、DB、DCは形態、構造に

関する観点だそうですよ。臨床使用時

における材料の形態をなんだそうです。

 

・ DB 微細構造

 内部とか表面の微細な構造ですね。

 

・ DC 複合構成

 2種以上の素材を複合的に使用する

場合これに入ります。

 

・ EA 製造方法

 説明の必要はないでしょう。