知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

アナログレコードの売り上げが伸びている?

 アナログレコードが結構売れてるん

ですってね。

 

 アナログレコードって、もう生産されて

いないのだと思っていましたが、まだ

生産されているんだそうです。

 

 知りませんでした。

 

 テレビを見ていたら、日本で唯一

アナログレコードを製造しているという

東洋化成株式会社さんというのが紹介

されていました。

 

 昨年夏、東京渋谷にアナログレコード

のお店もオープンしたそうで。

 

http://www.hmv.co.jp/store/SHU/

 

 アナログからデジタルに変換

してPCに取り込むプレイヤーも

入荷待ちだそうです。

 

 私も、アナログからデジタルへの

変換プレイヤーを使っていますが、

やっぱりレコード針がネックですね。

 

 なかなかレコード針は手に入り

にくいです。

 

 調べると、レコード針を使わない

アナログレコードレーザープレーヤー

というものもあるそうで、ネックは大量

生産ができないことと、お値段が

べらぼうなところのようです。

 

http://www.laserturntable.co.jp/

 

 ほんとに売り上げが伸びているの

かいなと調べて見ると、以下のように

少しだけ盛り返してきているようです。

 

http://www.riaj.or.jp/data/quantity/

 

 といっても、2014年の国内売り上げ

枚数は40万枚程度で、CD売り上げ

枚数に比べると非常に少ないですが。

 

 CDのほうは売り上げが伸びている

のかいなと見てみると、最近は、CDを

買うよりもダウンロードするというのに

比重が移っている関係で、コンパクト

ディスク自体の売り上げも減っている

のがよくわかります。

 

 それでは、海外ではどうなのよ?

というのを見てみるとUSでも以下

のように、2014年はやっぱりオン

デマンドが54%と伸びており、

ストリーミング回数は1640億回!

(ビデオも含みます)とすごいことに

なっています。

 

http://www.nielsen.com/content/dam/corporate/us/en/public%20factsheets/Soundscan/nielsen-2014-year-end-music-report-us.pdf

 

 アナログレコードも52%のアップ

だそうで、920万枚のセールスと

すごい数になっています。

 

 ちなみにアナログレコードの

トップセールスはJack Whiteさん

のLAZARETTOだそうで、次に

ARCTIC MONKEYS、Lana Del Rey、

ビートルズと続くそうです。

(私はずーとるびしか知りません

です、はい。(ビートルズですね))

 

 レポートの最後のほうには、

ツィッターなどのフォロワーグローバル

トップ10なども載っていますよ。

(ジャスティンビーバーさんや、ワン

ダイレクションなど人気があるん

ですね)

 

 このレポートは2013年12月

30日から2014年12月28日までの

集計なのですが、ウォール

ストリートジャーナルの記事を基

にした以下の記事は、2014年12月

7日までの集計なので、2014年は

ちょっと数が少なくなっています。

 

http://www.musicman-net.com/business/42702.html

 

 USのプレス工場も増産対応に

大変なんですね。

 

 ちなみに東洋化成株式会社と

打ち込んでもらうと、結構、東洋

化成さんの記事が出てきます。

(同じ名前の東洋化成株式会社

さんや、東洋化成工業株式会社

さんなどもありますが)

 

 東洋化成さんのホームページ

ではないですが、以下では、レコード

製造工程を見ることができますよ。

(英語です)

 

Video: How a vinyl record is made - Telegraph

 

 ということで、東洋化成さんが

どんな会社なのか覗いてみると、

創立が1959年、本社南青山

レコード製造工場は鶴見、

資本金は9,000万円、主な

営業種目は印刷/レコード製造/

電鋳メッキ事業(電気メッキですね)

となっていました。

 

 特許出願などがあるのかなと

調べてみると、他の同名の東洋化成

株式会社さんがほとんどなので(パチンコ

パチスロ関係のプラスチック部品関係

で、現在は、株式会社浅間製作所と

いう名前に変更されています)、

得意の出願人識別番号で調べると

2件の出願がありました。

 

 出願はちょっと古く、2件とも

1999年で、「レコード盤とその製造

方法」というもので、「繰り返しの

使用によってもノイズが生じない

堅牢、かつ軽量なレコード盤と

このレコード盤の製造法」と

いうものでした。

 

 それではまた。