知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析医療用材料編 3 パテントマップを違った視点で見てみよう

 前回の続きで、それでは、各企業の

各年度の公開件数はどうなっているのか

見てみましょう。

 

 調べるのは直近10年間の出願

公開数です。

 

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 上の図は、上位10社の公開比率で

示したマップです。

 

 上位から見て行くとデピュイさんは、

安定して出願がされているようです。

 

 ボストンさんと、ウォーソーさんは

出願が少なくなってきていますね。

 

 シンセスさん、京セラさん、スミス&

ネフューさんは出願を伸ばしていそう

です。

 

 これを違う視点から絶対数で比較して

みると以下のようなマップになりました。

 

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 先ほどと同じ傾向が読み取れますが、

下位のほうの(下位と言っても上位10社

の中の下位ですが)、テルモ、メドトロニック、

ニデックさんはそれほど変わらないようで、

コーディスさんはかなり出願を減らしている

ようです。

 

 これをさらに百分率で見てみると以下の

ようになりました。

 

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 というように、パテントマップで傾向を

調べる場合には、違った視点からも

見てみると、新たな発見がありますよ。