今回はデピュイさんです。
デピュイさんの正式名称は、「Depuy
Synthes Products llc」で、以前に書いた
ようにジョンソンさんの御親戚??ですね。
デピュイさんのヘルスケア関係HPは
以下となります。
https://emea.depuysynthes.com/hcp
ということで、まずはFタームのテーマ
コードを見てみましょう。
デピュイさんは、シンプルで、この3種類
しかありませんでした。
手術機器のほかに、補綴(ほてつ)、
すなわち、欠損箇所を補う人工物と、
医療用材料関係です。
尚、補綴関係には、日本補綴歯科学会、
日本臨床歯科補綴学会、日本顎顔面補綴
学会や、歯科補綴中心専門誌の補綴臨床
などあり、大学医学部にも、歯科補綴学
講座、口腔機能補綴学教室、有床義歯
補綴学講座など盛りだくさんで、下に
示すインプラント再生補綴学分野など
盛りだくさんですね。
http://www.okayama-u.ac.jp/user/implant/index.html
それでは、さらに踏み込んでみましょう。
観点を見てみると、ふむふむ、デピュイ
さんの得意分野がわかってきました。
身体の中の代替物、特に人工骨や
人工関節関係に特化しているようです。
この前調べた以下のナカシマメディカル
さんのFタームも、デピュイさんと重なる
部分がありますので、競合企業と言って
いいでしょう。
(毎回書きますが、このような場合、
コンパラマップで比較分析していく
ことになりますね。
(今回は比較分析はおこないません))
船のプロペラとナカシマメディカル人工関節の関係 - 知財アナリストのひとりごと
それでは、Fターム分析をおこなって
みましょう。
ほとんどが4C160LLという骨又は
関節の手術器具で、膝関節、大腿骨、
靭帯・腱、脛骨とかいろんな部位用の
手術器具を提供しているようです。
一番上には人工器官がありますが、
今回は医療用手術機器で分析している
ので手術機器がほとんどになって
しまっていますので、試しにどんな人工
器官を研究しているのか調べてみま
しょう。
そうすると、グラフにはしませんが、
適用部位は、膝、間接、手・腕・肩等、
大腿骨、寛骨臼、股という順番で、
人工器官と手術器具は合致しています。
さらにどんな材料が多いのかを見て
みると、金属材料がもっとも多く、その
中でも、チタンやチタン合金を使った
ものが多く、ポリオレフイン関係材料も
研究されているようです。
ホームページを見てもそのようですね。
それでは、今後はどうなるのか見てみま
しょう。
デピュイさんはリーマンショック後
一時落ち込みましたが、その後回復
して、さらに研究を加速しそうです。
以下のように、海外状況でも
それが如実に表れています。