それでは、メドトロニックが
コヴィディエン買収ということなので、
この買収の技術的なメリットを見て
みましょう。
今まではA61B17、18、19の医療機器
だけを検索しましたが、今回はメーカー
さんの全出願で調べます。
日本出願を調べると、以下のように
メドトロニックの出願は、コヴィディエンに
比べ非常に少ないですので、海外での
出願で調べることに致しましょう。
海外出願として、2005年からの
優先日基準で検索すると、以下の
ような状況でした。
メドトロニックさんは、日本市場を
あまりおいしい市場と捉えていないの
でしょうか?
ということはさておき、次に時系列で
見てみると、メドトロニックさんは最近
の出願は少なくなっているようです。
なぜなんでしょう?
逆にコヴィディエンさんが出願を
伸ばしているという見方もできますが。
さらに、詳細を調べるために、IPC
の分類で調べると上のようになって
います。
(海外ではFI記号やFタームがない
ので、これらでは調べられません。
別の分類もありますが、まだ世界共通
ではないんですね)
ホームページを調べると、メドトロニックは
心臓ペースメーカーをはじめとして、心疾患、
等の治療関係をおこなっているようで、
医療用手術機器関係に強いコヴィディエン
を買収することにより、買収の相乗効果
が出るんですね。
尚、売上高がどうなるか等は、以下の
「みずほ産業調査 Vol46」の「12 医療
機器」に詳しいですので、ご参考まで。
http://www.mizuhobank.co.jp/corporate/bizinfo/industry/sangyou/m1046.html