知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析医療機器編 8 医療機器研究開発概要

 それでは、今回はどんな研究開発が

おこなわれているかの概要を調べていき

ましょう。

 

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 上の表は、どんな研究がされているか、

FI記号で全体分析した内容で、なるべく

多くを表示したいためマップにすると見に

くいので表にしています。

(筆頭FIではありませんので件数は多く

なっています)

 

 一番左は、A61Bのうちのサブグループ

まで調べた内容です。

 

 ひとつだけA61Bでないものがあり、

A61M25/00がありました。

 

 真ん中のコラムは出願件数で、一番

右は、FI記号の説明です。

(説明は長いので、私のほうで編集して

います)

 

 最初の検索が、筆頭FIのA61B17*

とA61B19/*でおこなっているので、

グループの17と19は当然多くなって

いますが、19/00のほうは17/00に所属

しないその他なので、17/*が必然的に

多くなっています。

 

 それでは、最初から見ていくと、グループ

17/00はさらにいろいろ分類されていくわけ

ですが、更なる小分類のサブグループに分

類されない研究内容が非常に多いんですね。

 

 2番目に多いのは高周波電流を用いるもの

なんですね。

 

 私は素人なのでよくわかりませんが、ドクター

Xで、「シュワワ~~」というような感じで

メスを使った時に煙が上がるときがありましたが

あれが高周波メスなんでしょうか?

(すんません、めゃくちゃ間違っていたら

ごめんなさい)

 

 3番目に多いのは19/00の手術補助具

ですが、ろくぶて!!とか研究されている

のでしょうか??。

(きっと、無菌カバーとかだと思いますが)

 

 これらは、分析していく中で調べられたら

調べて行きましょう。

 

 というように、いろいろ続いていくわけ

ですが、今度はFタームで概要を見て

みましょう。

 

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 大きく分けると接着処理、内視鏡関係、

電気メス、などが多いようで、その中でも

内視鏡関係がよく出てきます。

 

 最近は切った貼ったよりも、低侵襲医療

(生活の質(QOL:Quality of Life)を上げる

ために、体への影響を減らした医療)が

重要視されているあらわれでしょう。