知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析医療機器編 6 日本の医療機器メーカー共同研究状況

 それでは、各企業の時系列での出願数を

見てみましょう。

 

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 前回は上位10位までを見てみましたが、

今回は以前に取り上げた手術支援ロボットを

出しているインテュイティがどうなっている

のかも見てみようと思い、出願数では12位

ですが、マップに入れてみました。

 

 テルモは少ないながら安定的に出願して

いますね。

 

 コヴィディエンは最近の出願が多く、

オリンパスは2005年頃多かったですが、

少し自重?しているようです。

 

 HOYA富士フイルムは最近少ない

ですね。

 

 ダビンチのインテュイティは最近頑張って

いるんですね。

 

 それでは、各企業がどこと仲良し?なのか

見てみましょう。

(共同研究(出願)ですね)

 

 まずは日本企業から見てみましょう。

 

 下記はオリンパスの仲良しグループです。

 

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 上のマップでの総数は35件ですが、テルモ

さんと仲良しなんですね。

 

 大学とも研究開発をおこなっているようです。

 

 次は、オリンパスさんと仲良しだったテルモ

さんです。

 

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  上記は総数64件ですが、オリンパスさんと

相思相愛というわけではなく、東芝さんとか、

いろいろ浮気しているようです。

(ちょっと意味が違うような?)

 

 次はHOYAさんです。

 

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 2008年3月31日にペンタックスを吸収合併

しましたので、それ以前に共同研究をおこなって

いてそれが縁で?吸収合併したのでしょうか?

 

 詳しく調べればわかりますが、面倒なので

ここは置いておきましょう。

(仕事の場合には、この辺も調べる必要が

あるでしょう)

 

 M&Aなどを調べるときには、どこと研究開発を

おこなっているかとかが結構重要ですよ。

 

 上はトータル173件ですが、他のメーカーと

違い、HOYAさんは共同での研究が多いよう

です。

 

 国立がんセンター総長というのが3位ですが、

別に総長さんと仲がよいわけではなく(仲が

いいかもしれませんが)、総長さんが代表

だからですね。

 

 次は日本メーカー最後の、最近アビガン人気の

富士フィルムさんです。

 

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 トータル48件の共同出願や共有権利

ですが、フジノンさんが多いですね。

 

 フジノンさんは、富士フィルムさんの

子会社でしたので、その当時の共同研究

でしょう。

 

 2010年7月1日に富士フイルム親御さんに

吸収合併されて光学デバイス事業部に

なっていますので、その時期までの出願等

でしょう。