知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析ゴルフ用具編 20 撓み

それでは残りです。

 

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 まずは、材質ですが、ヘッド部はダントツ金属が

多いですね。合成樹脂や繊維強化樹脂も使われて

いるようです。

 

 これらが、どのクラブに使われているのかも見て

みましょう。

 

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 上のマップの横軸は長くなるのでFタームは省略

しています。

 

 アイアンへの合成樹脂の使用はあるのに

繊維強化樹脂の使用は少ないですね。

 

 なぜでしょう?

 

 これは後で、詳細に見てみることにします。

 

 さすがに、パターはそんなに強く打つ必要が

ないですので(強く打って、めちゃくちゃオーバー

してもよいですが)、繊維強化樹脂の使用は

ないようです。

 

 パターにも合成樹脂が使われていますが、

どこに使われているのかは、後で詳しく

見るようにいたしましょう。

 

 次は構造です。

 

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 金属ヘッドが多いですので、金属成形技術の

研究開発が必要なのですね。

 

 次は、クラブセット関係です。 クラブセットと

いっても、セットになったクラブではなくて、

一つのクラブの全体的な設定です。

 

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 やはり寸法や角度(ライ角など)が重要ですね。

 

 慣性モーメントはどのように調整するのでしょう?

 

 振動数も重要なんですね。

 

 一番上の漢字は読めませんね。読めない漢字を

使うという嫌がらせ?   ・・・違います。

 

 読みは、「たわみ」で、しなりなどの関係です。

 

 最後に各種形状・構造です。

 

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 重量やバランスは非常に大事ですね。

(大事なのはプロにとってであって、我々

アマチュアにはあんまり関係ないように

思えますが。 

 

 「バッカヤロー、オレにはめちゃくちゃ重要

だぞ」というかたもおいでかもしれませんね。

 

 ・・・・・すんません)

 

 尚、図には示しませんが、シャフトの材質で

ウッド用やアイアン用に限定しているものは

少なく、ゴルフクラブ共通での出願がほとんど

でした。