焼酎分析その3です。
それでは、年度ごとの出願数はどのように
なっているのでしょう。
マクロ的に見てみると以下となります。
宝酒造さんは、早くから特許出願をおこ
なっており、古くから知的財産戦略をおこ
なっていたことがわかります。
宝HDさんの子会社として、バイオ関係会社
と分かれたため、2000年以前に比べ出願数
は減少しており、食品、飲料、アルコール
関係にほぼ専念するようになっています。
合同酒精さんも古くから定期的に出願をおこ
なっており、知的財産権獲得に力を入れて
いたのが伺えますね。
も1980年代から定期的に特許出願がされて
いましたが件数的には多くなく、戦略的な
出願はなされていなかったのでしょう。
上のマップは時系列で調べてみましたが、
下のマップは、直近2000年以降でのトータルの
出願件数に着目したマップです。
これを、先ほどの時系列マップと比較して
を逆転しており、2000年以降は、研究開発
により力を入れ始めたのではないかと
思います。
それでは、研究分野は、メーカーさん別で
どのようになっているのでしょう。
下のマップは、2000年以降で、FI分類で
調べたものです。
(煩雑になるのでFI記号は省略しています)
しているので、研究開発成果としてバイオ
関係の出願が多いですね。
ので、これらに関する成果が出ているようです。
売り上げ増減の相関はないようですね。
ということは、焼酎メーカーさんは、知財で
売上を伸ばす戦略ではなくて、他の方法で
売上を伸ばす戦略のようです。
ということで、次はメーカーさんごとに調べて
みましょう。
次回に続く。