それでは、前回の焼酎メーカーさん
分析の続きです。
まずは、特許情報分析の前に、持ち株会社が
あるので、持ち株会社を含めた売上高上位
10社の概要を俯瞰してみましょう
特許情報分析をする場合には、特許分析
だけをしていても、「それで?」とか言われて
しまいますので、分析をしている企業の
売上がどのようなもので、どのような特徴が
あって、とか、特許情報以外の調査もする
必要があります。
(なんか、知的財産アナリストっぽい
ブログになってきましたね)
上の表は、ホームページなどからの情報から
作成しています。(作成は2013年11月時点)
(画質を落として貼り付けたら、見えにくくなって
しまいました。 すんません)
ここで、宝HDさん、タカラバイオさん、オエノン
HDさんのみが上場企業です。
ちなみに、宝HDさん全体での売り上げは
200,989百万円となっています。(2013年11月
時点)
表のように、宝酒造さんは2002年に持ち株
会社化され宝HDの子会社となり、下のマップで
と事業が完全分社化されています。
上のマトリクスマップはFI記号で分類
したもので、煩雑さを避けるためにFI
記号は省略し、技術分類説明のみを表記
しています。
興味があるのは、焼酎メーカーさんが、
本業のほかにもどんな研究をおこなって
いるかですが、宝HDさんがバイオ事業を
おこなっているのは明白ですので、今回は
宝酒造さんのみでどのような戦略をとって
いるのか分析してみましょう。
次にオエノンHDさんですが、傘下に
さんと、他の福徳長酒類、富久娘酒造さん等
(富久娘さんもここだったんですね)の酒類製造
販売会社等に分かれています。
このため、オエノンHDさんの子会社を
分析すると、下のマップのようにほとんどが
された2003年以降は他の子会社からの
出願はほとんどありませんので、オエノンHD
さんは、合同酒精さんのみをを分析する
こととします。
今回のように、子会社の特許出願が非常に
多い場合があり、親会社だけの分析だけでは
正しい情報が得られない場合がありますので
分析をする場合には注意しましょう。