知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

帽子

  なんか寒くなってきましたね。

 

  ・・・・頭が。

 

  て、いうか、頭が寒いのは私だけかも

しれませんが。

 

 中学生や高校生の頃、冗談で、「剃りこみ

なんか入れる必要ねーよなー。年くったらいや

でも剃りこみ入るんだからよー。」などとバカ

言っていたのですが、本当に剃りこみが

入るとは夢にも思いませんでした。

 

 それも、剃りこみだけでなく、頭全体が剃り

こみ??というぐらい大変なことになって

来ました。(というのは私だけ??)

 

 冬は頭が寒いですよね。

 

 ていうか、頭のてっぺんはそうでもないですが、

襟足が寒いですよね。

 

 首が寒い!! 

 

 会社、首ですか?

 

 ちょっと意味が違いますが。

 

 ということで、今日は帽子の話です。

 

 帽子といっても、ふさふさしている帽子の

話です。

 

 いきなり帽子を被ると、「あいつ、帽子被った

な」とわかってしまいますが、最近は徐々に

帽子を増やしていくというのがはやっている

ようです。

 

 芸能人のかたも、頭が寒いので、帽子を

被っている人が多いんだそうですね。

 

 あのかたも、あの人も、というようにいろいろ

いるそうですが。

 

 といっても、放射線治療をおこなっているかたに

とっては切実な問題で、よさげな帽子が出るのは

よいことです。

 

 頭が寒いのは、寒がりの女性のほうが切実だ

そうで、「髪が命」ですもんね。

(あっ、言っちゃった!!)

 

 帽子メーカーさんは、あのランスさんとか、

スベランさんとか、あとねちゃネチャさんとか

いろいろ有名どころがありますが。

 

 ということで、今回は帽子を分析してみたいと

思います。

 

 まずは、帽子のIPCを調べてみましょう。

帽子は生活必需品といってよいでしょうから、

Aセクションですね。 

 

Aセクションを調べると、A41が衣服、A42が

頭部に着用するものとあります。

 

 ということで、A42を調べると見せかけて

おいて、フェイントをかけるというサッカー

の定番にいってみましょう。(サッカーとは

全然関係ないですが)

 

 A41を見てみると、A41Gは人造の花;

かつら;マスク;羽毛というのがありますので、

まあ、帽子が羽毛でできていると、軽くていい

よな、ということで、さらにA41Gを調べま

しょう。(なんで、人造の花とかが衣服

なんだ?というのは置いておいて)

 

 そうすると3/00に愛染かつらというのが

ありますね。(うそです。 かつらですね)

 

 3/00というのは、IPCではここでおしまいなの

ですが、FIは、以下のようにさらに細かく

なっていました。

 

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 帽子の収容器というのがMとなっているの

ですが、CMでおなじみの、「綾乃剛です、

綾小路です」の綾小路さんも、帽子の収容箱を

持っていましたので、ここで分類される収容

器なのでしょうか??

 

 Fタームを見てみると、3B103というテーマ

コードはあるのですが、Fタームには分類

されていませんでした。

特許庁さん、帽子嫌いなんでしょうか?

  ・・・きっと違いますね)

 

 試しに、2008年1月からの公開公報を

FI:A41G3/00全部で検索してみると、メーカー

さんは以下のようになっていました。

(アデランスは、アデランスHDも含む)

 

 人口毛髪は、A63H3/44ですが、こちらは

検索していません。

 

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 電気化学工業株式会社という、なんか

堅そうな名前がありますので、どんな出願

なのか見てみると、人口毛髪用繊維を製造

していました。

 

 HPは以下となり、樹脂関係の企業さん

ですね。

 

ホーム | 電気化学工業株式会社

 

 次に、全体としてどんな内容が出願されて

いるのか見てみると以下のようになりました。

 

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 かつら用フィラメントというのは、ネットの

ようなものを編み込むための樹脂製繊維の

ようですが、頭は寒いですが、帽子の専門家

ではないので、よくわかりません。

 

 話は変わって、この前、テレビでやっていた

内容では、増毛法には、いろいろあり、まずは

 

1 3本の糸を編み込むことで、髪全体に

土台を作って、そこに束になった人口毛を

かがり付けして、編み込む方法。

 

 自毛が伸びてくることで、編み直しが必要に

なり、月に1回の「床屋さん通い」??が必要な

ようですが。

 

2  自毛1本1本に人工毛3~6本程度を結び

つけて増やす結毛式増毛法。ライン上に束ね

られた人工毛をまとめて結びつける方法もあり。

 

 自毛1本1本に結び付けるため、自毛への

負担が懸念され、自毛が伸びる事で結び目も

ずれてくるため月に1回もしくは2回程度の

「床屋さん通い」??が必要だそうで。

 

3 人工の毛を植毛した人工の膜を頭皮に

貼って増やす接着式増毛法。

 

 接着剤を使うタイプだと頭皮を密封して

しまい、毛穴をふさぎ蒸れる事で雑菌が

繁殖してしまい、頭皮の炎症などを引き起こす

原因となりますが、現状は網ネット状のタイプで

通気性を高くしたものもあるそうです。

 

 こうなると、もう、帽子じゃなくて、ほんとの

増毛ですね。

 

 増毛法をWEBで検索すると、出て来るわ出て

来るわで、私のほうでは詳細は書きませんので、

WEBを調べてみてください。

 

 テレビで、「髪の毛ビジネスの世界を徹底

取材!」という番組をやっていたのですが、今は、

男性だけでなく、女性向けの髪の毛ビジネスも

増えているんだそうです。

 

 横浜・京急百貨店の催事場では年配のマダム

たちがウィッグを試す風景が見られるそうで、

あるメーカーさんでは、10年以上前から売上男女

比率が逆転しており、6:4で女性向けのほうが

売れているそうです。

 

 ウィッグをつけると見た目が若返ることで、

年配の女性をとりこにしている理由とのこと

ですね。

 

 今の売れ筋は、トップのボリュームを増やす

もので、テレビでもよく宣伝しています。

 

 テレビでは、「男性は薄毛を隠したいから購入

するが、女性はおしゃれとして購入するから抵抗感が

なくデパートで堂々と買える」といっていましたが。

 

 また、オーダーメイド「ウィッグ専用3D型取り

システム」などというのもあるそうで、以前は

熱々のアクリルシートを被り、冷却スプレーで

固めることで型をとっていましたが、このマシンは

ほんの数秒で型をとることができるのだそうです。

 

 ということで、私も帽子を被っているのを

知られないように致しましょう。

 

 ていうか、帽子被ってないんで頭が寒いん

だし。