今回の分析では、2社比較をおこなわない
紹介するのが今回の目的なので、試しに、
今回はコンパラマップをエクセルで作って
みましょう。
(下にもあるように、コンパラマップとは、
2社を比較して分析するマップです)
このコンパラマップの作成方法は、グロス
レイトマップにも応用できます。
(グロスレイトマップの説明も、下の、以前に
書いたものを見てください)
ということで、以前に以下のように、いろんな
パテントマップを紹介しました。
ねじ分析
パテントマップ特許情報分析編1 パテントマップをまとめてみよう! - 知財アナリストのひとりごと
カプセル内視鏡分析
パテントマップ特許情報分析編2 まとめ - 知財アナリストのひとりごと
これらのマップは、ほとんどがエクセルでも
作成可能で、マトリクスマップは前回紹介した
バブルチャートで、ニューエントリーリタイア
マップはガントチャートで、ライフサイクル
マップは、散布図の応用で、というふうに
すべて作成できます。(この前書いたように、
四次元グラフは時間をかけないと作成
できませんが)
まあ、マップ分析のソフト屋さんは、きっと
エクセルマップを応用して描かせているのだと
思いますので、手間をかければエクセルで
ほとんどのマップを作れるでしょう。
(おおもとは、CとかC++とかで作って
いるのだと思いますが。
間違っていたら、ごめんなさい)
それでは、作成してみましょう。
からの筆頭FI出願比較です。
今回はダンロップさんを基本に取りましょう。
そうすると、以下のようになりました。
これを普通に横棒グラフにすると、以下の
ようになります。
まあ、これでも比較には問題ないですが、
パテントマップっぽく、コンパラマップにして
みましょう。
コンパラマップは左と右に棒グラフを作る
ことになりますので、ダンロップさんの
データを負の値にしましょう。
負の値にする方法は、いろいろありますので、
自分のお好みで負の値にしてみてください。
しかし、左側のグラフの表示が負の値と
いうのはおもしろくないので、表示を正の値
に致しましょう。
まず、以下のように、ダンロップさんの値を
指定して、これを右クリックし、「セルの書式設定」
をクリックします。
そうすると以下の画面になりますので、
ユーザー定義の種類を「0;0;0」に致しま
しょう。
このようにしてOKをクリックすると、以下のように
値が変わります。
上の表のダンロップは、見た目、正の値の
ようですが、クリックしてみるとわかりますが、
ちゃんと負の値になっており、見た目だけの
変更です。
(この、値の表示の変更は、グラフを書かせた
後でも、同じようにして変更可能です)
これらのデータで、積み上げ横棒グラフを
作成しましょう。(クイックアクセスツールバーの
「挿入」の、横棒グラフの真ん中のグラフです)
そうすると、上のようなグラフになります。
ちゃんと、下の左の軸も正の値に
なってますよね。
この後は、体裁を整えるために、右の
凡例は一番下にしーの、縦軸のFI名称は
一番左に配置しーの(軸ラベルを右クリック
→軸の書式設定→軸のオプション→軸ラベル
→下端/左端にします)、お好みで軸の太さを
変更しーの(軸を右クリック→データ系列の
書式設定→要素の間隔)、軸の色を変えーの、
文字の体裁を整え―のと、お好みに合わせて
変更すればOKです。
上は、タイトルをつけ忘れましたので、
皆様が作るときには、タイトルを忘れ
ないでくださいね!!
なんか、簡単でしたね。
簡単すぎてありがたみがないので、
ちょっとひとひねりしないとできない
コンパラマップも作ってみましょう。
以下、次回へ