知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析ゴルフ用具編 12 エクセルで3Dグラフを作ってみよう!!

 皆既月食見えました?

 

 東京のほうでは見えたようですね。

 

 私のところでは途中まで見えたのですが、

雲が出てきて見えなくなってしまいました。

 

 地域によっては、最初から見えなかった

ところがあったようです。

 

 「私が住んでいるところはどーこだ?」、

というのは置いておいて。

 

 私は、しょうがないのでWEBで見てました。

 

 皆既月食は赤く見えるんですね。

 

 このせいで、英語ではBlood moonとも

いうそうですが。

 

http://earthsky.org/space/what-is-a-blood-moon-lunar-eclipses-2014-2015

 

 ということで、前回の続きで、各社

どのような分野で出願をしている(研究

開発をおこなっている)のか見てみましょう。

 

 今回は、この前書いたように、企業の名寄せ

おこなっています。

 

 すなわち、「ダンロップ」は、ダンロップ、SRI、

住友ゴムを一緒にしたもの、「ナイキ」はナイキ

関係として上位8社をIPC分類で見てみます。

 

 この場合、パテントマップ要素は、企業、

IPC分類、その出願数、の三次元構成が必要です。

 

 三次元、俗にいう3D、スリーディーですね。

 

 3Dは、この前書いた3Dプリンター、3Dテレビ

と3Dメガネ、(売れ行きが悪かったですが)、

3Dプロジェクションマッピングなどなど、

最近おおはやりです。

 

 立体プリンターや、立体的テレビというよりも、

「3Dなんとかかんとか」と言ったほうが、何か

科学や技術の最先端を行っているようでかっこ

よくて売れそうですもんね。

 

 EXCELでの三次元グラフは、バブルチャート

ありーの、三次元棒グラフありーの、さらに複雑な

ものありーのといろいろありますが、今回は

もっとも簡単な縦棒グラフに挑戦してみましょう。

 

 まずは、エクセルで、以下のようなデータマトリクス

を作りましょう。

 

f:id:oukajinsugawa:20141001185631j:plain

 

 今回は見やすいように、上記のような表に

しました。

 

 次に、データ部分を選択しておいて、

エクセルの挿入モードの3-Dをクリックしま

しょう。(私のエクセルは2013ですので、

各自、自分のバージョンでやってみてください)

 

f:id:oukajinsugawa:20141001190127j:plain

 

 そうすると、以下のようなグラフができますので、

自分のエクセルのバージョンに合わせて、いろいろ

きれいなグラフにしてください。

 

f:id:oukajinsugawa:20141001190220j:plain

 

 と、書きましたが、実は、行と列を入れ替えた

表を作っても、同じグラフが出てきます。

 

 というのは、横軸と縦軸の行数(列数)のどちらか

多いほうが、横軸(X軸)になってしまうんです。

 

 「なんじゃ、こりゃー」と言ってもだめなんですね。

 

 エクセルさんは、我が道を行く、という信念が

ありますので、「まあ、しょうがねーか!」と思い

ながら、出て来たグラフを修正するほかありま

せん。

 

 (画面での説明はしませんが、デザインタブの

行/列の切り替えというコマンドを使うか、グラフを

右クリックして、データの選択で「行/列の切り替え」

でおこないます。またそのうち出て来るでしょうから、

そのときに画面で説明しましょう)

 

 ということで、グラフの作り方にもいろいろな方法

があると思いますので、私の例はあくまで参考です

ので、使えるようなら参考にしてください。

 

 ということで、分析目的はエクセルマップの

作り方ではなく、あくまで分析ですので、

できたマップを見てみましょう。

 

 私は以下のようなマップにしてみました。

 

f:id:oukajinsugawa:20141001190313j:plain

 

 ダンロップと、ブリジストンはゴルフクラブと

ボールの両方に力を入れているのがわかり

ます。

 

 アクシュネットカンパニーさんは、ボールよりも

ゴルフクラブに力を入れているんですね。

 

 グローブライドさんも出願数は少ないものの

両方に力を入れているんでしょう。 

 

 美津濃さんもそうでしょうか?

 

 そのほかの企業はほとんどゴルフクラブで

しょうか。

 

 最近のゴルフギアがどのようになっているのか

わかりませんので、これが販売している製品と

合っているのかよくわかりませんが、そのうち

暇があったらゴルフ用品店を調べてみたいと

思います。

 

 さらに上位三社は結構ボールの製造装置も

開発しているようです。

 

 時間があったら詳細を見てみることに致

しましょう。