知財アナリストのひとりごと

特許情報分析・知財戦略をやさしく解説します

パテントマップ特許情報分析ゴルフ用具編 3 スノボ

分類記号の続きで、まずはゴルフクラブのIPCです。

 

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 ゴルフクラブの分類はこれで最後です。

 

 それでは、FIではどうでしょう。

 

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 FIでのクラブの分類は、IPCよりさらに

細かく分類されているのがわかります。

 

 したがって、日本の分析をするのには、

FIでおこなったほうが細かく分析できるのが

わかります。

 

 次はボールです。

 

 IPCは以下になります。

 

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 FIのほうは以下のようになり、細かくなって

いるのがわかります。

 

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 上記のIPCも右側の欄で、「・」や「・・」と

打ってあるのがありますが、「・」はその前の

点を打っていないものをさらに細かく分類した

意味で、「・・」はその前の点1つのものを

さらに細かくしたことを意味しています。

 

 ここでちょっと脱線しますが、スキー関係のFIは

A63C5/00となっており、これがさらに分かれており、

板関係はスキーがA63C5/00@Aで、スノーボード

A63C5/00@Cとなっています。 

 

 試しに公開特許公報の2005年1月1日からで

検索してみると。スキーは9件 スノボは91件

出てきました。

 

 スキーの人気が落ちているとよく言われていますが、

ここからもスキーの人気が悪いのがよくわかります。

 

 それでは、ボウリングも見てみましょう。

 

 ボウリングなどはA63Dですが、この中には

ビリヤードなども含まれていますので、A63Dを

(ボウリング又はボーリング)という言葉で同じ

日にちで検索してみると61件出てきました。

 

 ボウリングボールのほうは63B37/00@Mです

ので、こちらも同じように検索してみると、11件

でした。

 

 ボウリングブームが去ったと言われていますが、

まだ結構検討されているんですね。

 

 というように、A63ではゲーム、スポーツ、

サーカス、競馬など、A63Bではさらに細かく

なってスポーツの、体操、登山、水泳、テニス

などなどいろいろ検索できますので、時間が

ある方は自分の趣味のところを検索してみて

ください。

 

 最初慣れていなくても、遊びでやっているうちに

慣れてきますのでお勧めです。